2013年6月7日、揚(yáng)子晩報(bào)によると、中國明代の著名な文人?畫家の唐伯虎（タン?ボーホー、1470?1523）による絵巻「松崖別業(yè)図巻」がオークションに出品され、2400萬元（約3億7680萬円）の開始値からスタートし、40回もの入札価格の更新を経て、最終的に6200萬元（約9億7350萬円）で落札された。手?jǐn)?shù)料を含めると、7130萬元（約11億1990萬円）に上り、唐伯虎の作品の中で史上最高値を記録した。

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この絵巻は、清朝の西太后が家臣に賞賜（しょうし）したことで民間に流れ、最終的に民國時(shí)代の財(cái)長（金融擔(dān)當(dāng)大臣に相當(dāng)する官職）を務(wù)めた宋子文（ソン?ズーウェン）の所蔵となった。「松崖別業(yè)図巻」はこれまで5人の所蔵家の手に渡り、各地を転々としてきた。オークションに出品される前、この伝説的な絵巻は唐伯虎の故郷の地である蘇州市で展示され、鑑賞した人々から絶賛の聲が上がっていた。

■「隠居」を主題とした「松崖別業(yè)図巻」、過去には所蔵家5人の手に

唐伯虎の絵巻「松崖別業(yè)図巻」は今回のオークションで最も注目を集めた出品物だ。祝允明（ジュウ?ユンミン）、文徴明（ウェン?ジョンミン）、徐禎卿（シュー?ジェンチン）と並んで?呉中の四才?と呼ばれた唐伯虎が描いた「松崖別業(yè)図巻」の絵巻は、高さ32cm、橫幅124cmで、水墨畫に色がつけられている。絵には、遠(yuǎn)くにうっすらと見える山にしとしとと降る雨、山の崖下に建てられた簡素な家、互いに引き立て合う緑が映える松や翡翠色の竹、母屋の前で待機(jī)する子供、煮られたお茶の若菜、一杯のお茶、川沿いの草葺（くさぶき）の東屋に橫たわり、物思いにふける主人の姿が描かれている。

この田舎の別荘での隠居生活を主題としたこの絵は、唐伯虎が明代の大臣?方良永（ファン?リアンヨン、號(hào)は松崖）のために描いたもの。明代の內(nèi)閣首輔（現(xiàn)內(nèi)閣総理大臣に相當(dāng)する官職）の李東陽（リー?ドンヤン）や楊一清（ヤン?イーチン）の題字と跋(ばつ)も記されている。1745年に編さんされた清朝の內(nèi)府が所蔵する歴代の書畫を著録した「石渠寶笈」に記載された後、この絵は宋末元初の文人畫家?銭選（チエン?シュエン）の「浮玉山居図巻」と共に、西太后から清朝末期の軍機(jī)大臣（現(xiàn)在の國防総長に相當(dāng)する官職）の孫毓●（●はさんずいへんに文、スン?ユーウェン）に賞賜された。孫毓●が1889年に亡くなると、所蔵品の一部が流失した。うち銭選の「浮玉山居図巻」や湯叔雅（タン?シュウヤー）の「羅浮香夢図軸」、唐伯虎の「松崖別業(yè)図巻」などは浙江省の王紹延（ワン?シャオイエン）の手に渡った。その後、この「松崖別業(yè)図巻」は杭州の所蔵家?王徳溥（ワン?ダープー）の手に渡り、さらに王徳溥から宋子文の手に渡った。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/MZ?編集/武藤）