フライメディア 2019年7月22日(月) 13時(shí)49分
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7月19日(金)から8月5日(月)まで、東京六本木の多元文化會(huì)館にて中國福建省文化観光庁主催の「中國農(nóng)民漆畫展」が開かれている?!皋r(nóng)民畫」とは、中華人民共和國建國後の1950年代に出現(xiàn)し、蕓術(shù)として農(nóng)村地域の日常の仕事と生活の様子を描いたものだ。
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中國の「農(nóng)民畫」はすでに有名だが、「農(nóng)民漆畫」をご存知だろうか?7月19日(金)から8月5日(月)まで、東京六本木の多元文化會(huì)館にて中國福建省文化観光庁主催の「中國農(nóng)民漆畫展」が開かれている。
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「農(nóng)民畫」とは、中華人民共和國建國後の1950年代に出現(xiàn)し、社會(huì)主義を反映した新しい文化的象徴の一つであり、蕓術(shù)として農(nóng)村地域の日常の仕事と生活の様子を描いたものだ。
また中國は世界で最初に漆を発見し使用した國で、福建省の省都福州は中國の伝統(tǒng)的な漆器の主要産地の一つとなっている。ちなみに福建省はシルクロードのスタート地點(diǎn)に位置する。ここ30年以上に渡って福州の高度な漆工蕓を利用した漆畫制作は全國で高い評(píng)価を得て、中國の蕓術(shù)界にも大きな影響を與えているだけでなく、現(xiàn)代の福州の重要な文化財(cái)にもなっている。
この二つを融合させたものが「農(nóng)民漆畫」であり、漆畫の技法を取り入れた農(nóng)民畫は優(yōu)美な色彩をまとって風(fēng)格を帯び、この試みは人々に新鮮味を與えた。そして漆畫の探求によって、近年「油絵風(fēng)」や「寫真風(fēng)」と言った漆畫が次々と誕生している。
今回は數(shù)多くの名作の中から厳選された80點(diǎn)の中國福建農(nóng)民漆畫作品が展示され、この目で堪能できる。入場は無料だ。初日に観覧してきたので、様子を少しご紹介したい。
中國駐日本大使館文化部參事官の石永菁氏の話によると、農(nóng)民畫というのは農(nóng)民たちの娯楽の一つとして始まったという。大陸は広いため、重慶は農(nóng)民版畫、福建は漆畫が有名というように、それぞれの地域で各々特色があるそうだ。
農(nóng)民絵畫は農(nóng)閑期に農(nóng)民によって描かれ、色彩豊かな絵畫はみんなに親しまれて、仲間內(nèi)で購入して部屋に飾っていたのだが、農(nóng)民畫の市場が好調(diào)だったため、農(nóng)繁期にも絵を売り生活費(fèi)にしたという。これは貧困対策としても行われたそうだ。
さらに展示會(huì)初日は開幕式があり、スペシャルステージとして、福島県郡山発?asaka座の皆さんが「百花繚亂」を披露した。asaka座の総監(jiān)督は、ダンス界の重鎮(zhèn)としても知られる上田遙氏。上田氏は過去に、上海萬博日中友好特別記念作品として上演された、ディズニーアニメでも有名な中國古來から伝わる物語「ムーラン(木蘭)」の演出振付を手掛けた人物でもある。
上田氏によると、「百花繚亂」という演目は、江戸時(shí)代に明から渡來した僧、隠元(いんげん)和尚をモチーフにしたもので、今回の漆畫展開幕式のためにつくった作品だそうだ。ちなみに隠元和尚は福建省の人である。
ステージでは三味線、和太鼓、尺八、それにタップを組みこんだ音楽に合わせ、3人の女性ダンサーが舞った。中でも非常に珍しく感じたのは、タップはメインとしてスポットライトを浴びるのではなく、リズムを奏でる一つの楽器としての役目を擔(dān)っていたことだ。躍動(dòng)感のある迫力満點(diǎn)のステージは、日本だけでなく、ぜひ中國大陸での上演も期待したい。
初日の內(nèi)覧會(huì)で飾られていた農(nóng)民漆畫は、今回海を渡って來た80點(diǎn)の作品のうち一部であったが、生活に密著した、親近感のわく微笑ましい作品ばかりであった。まさに子供から老人まで多くの世代が楽しめる蕓術(shù)ではないだろうか。せっかくなのでパンフレットやHPには出ていない作品を少しご紹介しよう。
作品寫真1 タイトル:秋の収穫
上記寫真は一部分を撮影したため、実際は村全體が描かれている。
黃金色の大地が村の豊かさを表し、村人の幸福感が漂ってくるようだ。
作品寫真2 タイトル:婚禮布団
喜が2つ並んでダブルハピネス。娘の幸せを願(yuàn)う気持ちが込められた布団だ。
やはり五穀豊穣を願(yuàn)う絵畫が多かったが、孫との將棋遊びをする老夫婦や、散髪風(fēng)景など、日常生活を切り取った絵畫は興味深く、心地よいノスタルジックな気分に浸った。中國文化に興味のある人はもちろん、絵畫鑑賞にあまり馴染みのない人も必ず楽しめる內(nèi)容となっているので、ぜひ足を運(yùn)んでみてほしい。(提供/フライメディア)
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