中國(guó)住宅事情「買えない」から「借りられない」へ―中國(guó)紙

Record China    2013年6月9日(日) 21時(shí)46分

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8日、中國(guó)で住宅価格が高騰し、低中所得層の多くは「家が買えない」と嘆き、賃貸を考え始めた。ところが今度は、家賃が高すぎる?賃貸が困難という厄介な問題が立ちはだかり、「買えないし、借りられない」という狀況に変化しつつある。寫真は北京のマンション。

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2013年6月8日、中國(guó)の中?大都市で住宅価格が高騰し、低中所得層の多くは「家が買えない」と嘆き、賃貸を考え始めた。ところが今度は、家賃が高すぎる?賃貸が困難という、高騰する住宅価格に負(fù)けず劣らず厄介な問題が立ちはだかり、「買えないし、借りられない」という狀況に変化しつつある。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

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今年の大學(xué)卒業(yè)シーズンを迎え、北京?上海?広州など大都市の賃貸住宅の需要が爆発的に増加している。家賃がさらに引き上げられることはあるだろうか。所得や住宅価格と比べ、家賃には合理的な區(qū)間は存在するのだろうか。安定的な賃貸は困難だろうか。記者はこれらの問題について、調(diào)査を行った。

◆「住」が主な目標(biāo)に

100平方メートル余りの住宅を2人部屋や8人部屋の計(jì)6部屋に區(qū)分けし、約20人が常時(shí)入居している。ベッド1床の価格は月500?900元(約8000?1萬4400円)。これは北京市朝陽(yáng)區(qū)雙井地區(qū)の某団地の典型的な集団賃貸の狀況だ。ここで半年間生活している秦さんは、「この部屋は面積が狹く、トイレ?洗面所の數(shù)も充分でない。また、人の入れ替わりが激しく、安全が保障されていない。ここに入居してから半年余りが過ぎたが、まだ大家と正式な賃貸契約を結(jié)んでいない。それでもこの部屋は空になったことがなく、いつも人でごった返している。その理由は、ここの家賃が安いためだ。同じ団地內(nèi)であれば、60平方メートルの1LDKの家賃は月5000元(約8萬円)ほどだ。私の月収は5000?6000元だが、これほど高額の家賃は支払えず、ひとまず集団賃貸を選択するしかなかった」と述べた。

不動(dòng)産大手?北京中原地産の市場(chǎng)研究部の張大偉(ジャン?ダーウェイ)氏は、「家賃が近年、急速に値上げされている。特に北京や上海といった都市では、2011年より年間値上げ率が約15%に達(dá)している。これは大きな上げ幅だ」と語(yǔ)った。

上がり続ける家賃に対して、多くの入居者は「耐えられない」と述べている。中?大都市において、入居者の多くは住宅を持たず、購(gòu)入する資金も無く、現(xiàn)地での就業(yè)期間が短い低中所得層で、大學(xué)を卒業(yè)したばかりの新入社員や、他省からの出稼ぎ労働者などだ。賃貸は彼らにとって差し迫った需要であるが、彼らの多くの月収は、家賃支払後に衣食を何とか維持できるほどしか殘らない。

家賃はどれほどの金額が合理的だろうか。需要者、つまり入居者が最も重視しているのは、所得に占める家賃の比率だ。これは家賃支払の圧力を最も分かりやすく反映できる數(shù)値だ。調(diào)査によると、大都市の同比率はすでに40%に達(dá)している。つまり衣食住の「住」が、仕事に勵(lì)む主な目的になっているというわけだ。

2010年や2011年と比べ、2012年の北京市の前年比の家賃増加率はやや低下しているが、多くの低所得層および一般サラリーマンの入居者にとって、家賃値上げによる圧力は依然として深刻だ。

中?大都市の住民の平均所得は年々増加しているが、15%以上の増加率には遠(yuǎn)く及ばず、10%未満がほとんどだ。労働市場(chǎng)に進(jìn)出したばかりの若者の初任給は、近年むしろ減少している。最新の調(diào)査によると、雇用情勢(shì)の深刻化により、2013年の大卒者が希望する初任給は2010年より半減した。ある人は、「北京?上海?広州は私たちの居場(chǎng)所ではないのだろう」と悲観的な意見を述べた。

◆供給増による賃貸の安定化

いかに賃貸市場(chǎng)の需給バランスを改善するべきか。これについては、供給の面から取り組む必要がある。供給の増加により、賃貸市場(chǎng)の需給バランスを改善し、家賃を安定化させることが可能だ。

政府は近年、公租房(安価な公営賃貸住宅)の大規(guī)模建設(shè)に取り組んでおり、市場(chǎng)の安定した賃貸住宅源の増加を促し、バランスを改善するとされている。しかし多くの公租房がまだ竣工しておらず、また大都市の公租房は市街地から遠(yuǎn)く入居者が少ないことから、その賃貸市場(chǎng)安定化の効果が出始めるのはまだ先のことになりそうだ。

不動(dòng)産大手?鏈家地産の市場(chǎng)研究部の張旭(ジャン?シュー)氏は、「市場(chǎng)で現(xiàn)在余っている住宅の活用は困難だ。家賃収益率の低下、住宅価格高騰を受け、市場(chǎng)獨(dú)自の調(diào)節(jié)では賃貸住宅の増加を促せない。個(gè)人所得稅や営業(yè)稅の減免、さらには補(bǔ)助金の支給により、個(gè)人が使用していない住宅を賃貸に出すことを促し、余っている大量の住宅を活用するべきだ。公租房は建設(shè)を加速し、提供を急ぎ、規(guī)模効果を生み出すべきだ。また、公租房の周辺の交通?生活施設(shè)を充実化し、入居者の申請(qǐng)を促すと良いだろう」と提案した。

清華大學(xué)不動(dòng)産市場(chǎng)研究センターの劉洪玉(リウ?ホンユー)主任は、「政府の建設(shè)する公租房、個(gè)人による貸出の他に、より多くの機(jī)関による貸出を奨勵(lì)するべきだ」と指摘した。

◆賃貸市場(chǎng)の規(guī)範(fàn)化

入居してから1?2カ月で家賃値上げを知らされる。このような出來事は多くの人の悩みの種になっている。賃貸は持続的なものであり、家賃の安定には賃貸市場(chǎng)のさらなる規(guī)範(fàn)化が必要だ。

北京市住房(住宅)?城郷建設(shè)委員會(huì)は不動(dòng)産仲介業(yè)の規(guī)範(fàn)化に向け、「北京市不動(dòng)産仲介管理弁法の配布に関する通知」を発表し、意見を募集した。同管理弁法は、これまで家賃などの費(fèi)用の代理集金?支払いを當(dāng)事者から引き受けていた不動(dòng)産仲介機(jī)関は、新たな代理集金?支払いの委託受付を停止し、家賃の支払い方法をすべて大家?入居者本人による集金?支払いに切り替えるよう提起した。この措置は現(xiàn)在よく見られる、不動(dòng)産仲介業(yè)者が大家の代わりになるという現(xiàn)象を?qū)澫螭趣筏郡猡韦恰⒋蠹?入居者雙方の利益をより良く保護(hù)することを目的としている。

劉主任は、「多くの國(guó)の経験を參考にできる。例えばドイツの賃貸契約管理の強(qiáng)化に関する経験は中國(guó)も參考にすることが可能だ。ドイツでは50%以上の市民が賃貸を一生の居住方法として選択している。これは整った法制度および監(jiān)督管理システムが賃貸の安定性を確保しているからだ」と述べた。

劉主任は「厳格な法的手段、豊富なサービス手段が徹底化されれば、入居者の権益が保護(hù)される。入居者の賃貸の利便性が高まり、家賃が合理的になり、安全性が保障されるだろう」と指摘した。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/YF?編集/TF)

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