カンボジアの沿岸都市に中國人大量流入、住民は複雑な反応―シンガポール紙

Record China    2019年7月23日(火) 7時50分

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22日、シンガポール紙トゥデイはこのほど、「カンボジア南西部の沿岸都市シアヌークビルへの中國人の大量流入が、住民の間で複雑な反応を引き起こしている」と報じている。寫真はシアヌークビル市內(nèi)。

2019年7月22日、中國のニュースサイトの環(huán)球網(wǎng)によると、シンガポール紙トゥデイはこのほど、「カンボジア南西部の沿岸都市シアヌークビルへの中國人の大量流入が、住民の間で複雑な反応を引き起こしている」と報じている。

記事によると、首都プノンペンから南西ヘ約230キロに位置するシアヌークビルの市長は、中國人が同市に押し寄せるようになったのは約3年前からだとし、現(xiàn)在ではその人口は地元住民と変わらないとしている。だが別の市當局者によると、中國人の數(shù)は実際にはそれをはるかに上回るとみられている。地元の警察関係者によると、ホテル、カジノ、レストラン、マッサージ店など市內(nèi)の事業(yè)のほぼ90%が中國人によって運営されているという。

記事によると、中國人の大量流入に対するカンボジア人の反応は分かれている。

市內(nèi)の至る所に中國語の看板が見られることから、シアヌークビルを旅行するカンボジア人の間では、同市が伝統(tǒng)的な魅力を維持できるかについて疑問の聲が上がっている。市當局も、外國人、特に中國人が急速に流入することで、水や電気の不足を含む多くの課題に直面しているという事実を否定していない。

一方で、社會評論家のNim Sothea氏は、「共産主義を主張しているわけではないが、中國から學(xué)ぶべきことは多い。中國に近づいて悪いことは何もない。テーブルの上に食べ物を置くことができる人なら誰でも」とし、中國とビジネスを行うことの利點を強調(diào)している。

シアヌークビル商工會議所のVann Sokheng會頭も、「ここは以前、1ダースのホテルしかない眠そうな街で、7階建てのホテルが最も高い建造物だった。だが今では多くが30階以上だ」とし、物価の上昇など中國人の流入によるいくつかの悪影響を認めた上で、中國人に土地を売ったり貸したりするだけで一晩で金持ちになれる可能性があることから、シアヌークビルに住む人たちをこの國で最も幸運であると考えるカンボジア人もいると指摘しているという。(翻訳?編集/柳川)

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