2013年6月9日、環(huán)球時報は野中広務(wù)元官房長官が8日のテレビ番組に出演した際、尖閣諸島（中國名?釣魚島）の領(lǐng)有権をめぐり日中間で「棚上げ合意があった」と発言したことについて、「あまり先のない私がはっきり言っておくことが後の世のためにいいと思った」と説明したことを報じた。また、日中首脳會談が実施できない現(xiàn)狀については「首相経験者を特使に立てて、首脳會談ができる土俵をつくらないといけない」としたほか、「沖縄周辺でどんな衝突が起きるかわからない。大戦に発展するようなことがあってはならない」と語った。さらに、安倍政権について「戦爭の反省が足りない。政治のスタイルを変えなければ平和は訪れない」と批判した。

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これだけではない。村山富市元首相も7日夜、テレビ番組に出演した際、安倍首相が「村山談話」を見直す姿勢を示したことについて批判した。安倍首相が4月の國會答弁で「侵略の定義は定まっていない」と発言したことについて、村山氏は「本音が出たと受け止めた。不謹(jǐn)慎な発言」と述べた。

訪日中のオランド仏大統(tǒng)領(lǐng)は7日、參院本會議場で演説を行った。大統(tǒng)領(lǐng)は、「第2次世界大戦後、フランスはかつて敵だったドイツと友好関係を樹立し、今年で50周年を迎えた。かつての敵が友人となることで、歐州は統(tǒng)一し、力を蓄えることができた。痛みを伴うことだが、過去に対しては一線を引かなければいけない」と強調(diào)。さらに東アジア情勢について、「対話を通じて緊張が緩和され、國際法を尊重する形で事態(tài)が解決されることを願っている」と述べた。

日本メディアはオランド大統(tǒng)領(lǐng)の発言について、「日本と中韓両國との関係が悪化していることを念頭に、歴史認(rèn)識などをめぐる問題にけじめをつけるよう促したとみられる」と分析した。また「オランド大統(tǒng)領(lǐng)は日本と中國の関係改善に期待を表明した」と報じる日本メディアもあった。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/SN?編集/武藤）