韓國(guó)光州で開催中の世界水泳の表彰式で、豪州と英國(guó)の選手が相次いで中國(guó)の孫楊（スン?ヤン）との記念撮影を拒否した問題で、中國(guó)メディアの新京報(bào)は24日、騒動(dòng)の発端となった孫のドーピング問題を報(bào)じた。

21日に行われた男子400メートル自由形の表彰式で、銀メダルを獲得したオーストラリアのマック?ホートンが金メダルを獲得した孫と表彰臺(tái)に上がることを拒否。記念撮影にも加わらなかった。また、23日には男子200メートル自由形の表彰式で銅メダルを獲得した英國(guó)のダンカン?スコットも、孫との記念撮影を拒んだ。この時(shí)、孫はスコットに対して怒りをあらわにして叫んだ。ホートンは以前から孫のドーピング疑惑をめぐって厳しい発言を繰り返しており、スコットもホートンに同調(diào)するコメントを殘している。

これまでの中國(guó)メディアの記事では、撮影を拒否した2人の行動(dòng)の背景について詳しく報(bào)じられていなかったが、新京報(bào)は「過去の2つの事件が表彰臺(tái)に波風(fēng)を立てた」と伝えた。

記事は、「孫とホートンの因縁は最近発生したものではない」とし、ホートンが2016年のリオデジャネイロ五輪で孫を「ドーピング詐欺師」と罵倒したこと、17年の世界水泳では孫との対決について「これは優(yōu)れたスポーツ選手とドーピングに陽性反応を示した選手との闘いだ」とやゆしたこと、同大會(huì)の表彰臺(tái)で孫に対する侮辱的なポーズをしたことなどを挙げた。そして、「殘念なのは、有名選手を含め、彼（ホートン）の侮辱的な言動(dòng)を支持する人が少なくないことだ」と続けた。

孫は14年5月のドーピング検査で興奮剤の陽性反応を示し、3カ月の出場(chǎng)停止処分を受けた。孫側(cè)は、心筋炎と診斷されてから服用していた虛血性心疾患の処方薬がその後禁止薬物のリストに入ったものの、コーチやチームドクターが見落としていたと説明している。また、豪メディアによる國(guó)際水泳連盟（FINA）の報(bào)告書リークにより、18年9月のドーピング検査で、孫が警備員と共に血液サンプルをハンマーで破壊して妨害した疑惑が持ち上がった。スポーツ仲裁裁判所（CAS）の審理が9月に予定される中で、今大會(huì)への出場(chǎng)が認(rèn)められたことも物議を醸した。AFP通信は「永久追放処分が下る可能性もある」と報(bào)じている。

新京報(bào)の記事は上記の2つの事件に觸れているが、後者については「ドーピング検査の際に検査員と衝突が発生した。FINAはおとがめなしとしたが、アンチ?ドーピング機(jī)構(gòu)（WADA）がスポーツ仲裁裁判所（CAS）に申し立てた」と伝えるにとどめている。そのため、中國(guó)のネットユーザーのコメントは3カ月の出場(chǎng)停止処分を受けた件に集中しており、「孫が潔白だなんて思っている人がいるのか？」「トップ選手だった孫について、ドクターが禁止薬物リストを見落とす？信じられるか？」「孫のドーピングは事実。誤って服用したとか、チームドクターが見落としたというのは確かに信じられない。孫楊にとっては汚點(diǎn)であり、それは認(rèn)めないといけない。でも実力は確かにある」との聲や、「國(guó)家レベルの選手がうっかり薬を服用？ま、私は信じるけどね（笑）」と皮肉る聲が寄せられている。（翻訳?編集/北田）