「上海ガニ」が新天地を求めて新疆へ―新疆ウイグル自治區(qū)

カザフスタンとの國境に程近い新疆ウイグル自治區(qū)ボルタラモンゴル自治州にはエビノール湖という自治區(qū)內(nèi)最大の塩湖がある。塩水ゆえに生物といえば熱帯魚のえさになるアルテミアくらいしか生息できない。ところが、辺境のこの湖で上海ガニを養(yǎng)殖するという意表を突くプロジェクトが進行中だ。最近は日本でも秋になると中華料理店の壁に「上海ガニ入荷」の張り紙をよく見かけるほど、需要は年々高まっている。

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2007年4月15日、同州水産局の職員に取材したところ、上海ガニは湖の中心では生育できないが、7つの川が流れ込む區(qū)域では本來の生息地に似た條件が整っているのだという。2005年に産地である上海の崇明島から技術(shù)者が訪れ、可能性を探る研究が始まった。その後、技術(shù)面での難題をクリアし、2006年4月には50萬匹の稚ガニを放ち、9月には商品としてのカニを15t収穫できた。

今年3月にはさらに140萬匹を放ち、秋には60tの収穫を期待する。今後5年のうちに養(yǎng)殖面積を現(xiàn)在の2倍にする計畫で、高収入が見込めるなら、と地域の農(nóng)民たちも転業(yè)を始めているという。生産が軌道に乗ったら「新疆ガニ」ブランドで売り出すのだろうか。（翻訳編集?WF）