ロシア紙?ブズグリャドは23日、「ロシアはまだ、なだれ込む中國人観光客を受け入れる準(zhǔn)備ができていない」と題した記事を掲載した。24日付で中國メディア?環(huán)球時(shí)報(bào)が報(bào)じた。

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記事はまず、「一部のロシア人は中國人観光客を、街中で騒ぎ、道につばを吐き、バイカル湖に押し寄せごみの山を殘していく人々だと捉えている。また、ロシア社會(huì)には『中國人は旅費(fèi)をすべて自國內(nèi)で払ってしまうし、買い物をするにしても自分たちの決済システムを使う。だから、われわれは彼らから何の利益を得ることもできない』という見方が存在している」と説明した。

しかし、こういった考え方に対し、ロシアの旅行協(xié)會(huì)「World Without Borders（ワールド?ウィズアウト?ボーダーズ）」の會(huì)長を務(wù)めるAlexander Agamov氏は、異なった意見を持っているという。

記事によると、同氏は、「世界で最も消費(fèi)能力を有する中國人観光客が、毎年200萬人もロシアを訪れている?？崭郅浈邾匹搿⑤斔蜁?huì)社から博物館に至るまで、あらゆる領(lǐng)域が彼らから恩恵を受けることができる。中國人観光客向けの國際輸送サービスだけを見ても、ロシアにとって年間360億ルーブル（約615億円）の収入になっているほか、鉄道會(huì)社は年間150億ルーブル（約256億円）を、中國人観光客の送迎を請け負(fù)う自動(dòng)車サービスは年間10億ルーブル（約17億円）を得ている。また、首都?モスクワにある百貨店などの売上データからは、彼らの収入のうち19％が中國人観光客によってもたらされていることが分かる。2017年にはホテル業(yè)だけでも中國人観光客からの収入総額が1200億ルーブル（約2050億円）にのぼった」と指摘した。

また、「一部の中國人観光客の非常識な行動(dòng)にどう対応するかは、われわれの寛容さとサービス次第だ。例えば、中國人が室內(nèi)でたばこを吸いたがるという問題なら、彼らにやめるよう頼めば容易に解決できる。彼らが大聲で騒いだり道につばを吐いたりするのも、だめだと伝えればきっと聞き入れてくれるだろう。実のところ、他の國々の観光客とは違い、中國人観光客は非常に統(tǒng)制が取れていて決まりごとを守る。われわれは彼らに対しておおらかになり、きちんと旅行上のルールを説明すれば良い」と述べた。

同氏はさらに、「環(huán)境破壊が起きていると言われているバイカル湖だが、これは決して中國人観光客が悪いわけではない?，F(xiàn)地のインフラ設(shè)備に問題があることが原因だ」と指摘。そして、「絶えず増加する中國人観光客を受け入れるために、われわれがしっかりと準(zhǔn)備を整えることが重要だ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/巖谷）