2013年6月13日、中國で世界文化遺産にも登録されている山で、また傍若無人な観光客の蠻行が報告された。このところ、各地の文化史跡や観光名所で旅の記念に自分の名前を彫っていくマナーの悪い観光客がたびたび報道されている中國だが、今回のケースはさらにひどい。中國ネットの報道。

【その他の寫真】

湖北省十堰市の武當(dāng)山。山中には道教寺院が多く建ち並び、1994年には「武當(dāng)山古建築」として世界文化遺産にも登録された名所である。第73回アカデミー賞で外國語映畫賞を受賞した「グリーン?デスティニー」(2000年)の舞臺となったことでも有名だ。11日、ここを訪れたある観光客が、山中の石壁に落書きがされているのを発見した。深くはっきりと彫られた11行にわたる文字は、「河南省洛陽市伊川県××郷から來た○○と××、△△…ここに參上」と書かれている。どうやら一家6人で連れ立ってここを訪れ、その全員の名前を記念に彫っていたようだ。ごていねいに、居住地まで明記されたその落書きを見て気分の悪くなったその観光客は、これを?qū)懻妞藚Г幛啤爸袊?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ツイッター'>ツイッター”に投稿した。

このところ、同様の事件が國內(nèi)で多く報告されている。先日は遠(yuǎn)くエジプトの地でも同じ事件が確認(rèn)され、海外にまで中國の恥をさらした。今回、落書きの被害に遭った武當(dāng)山は保存狀態(tài)も良好だが、いったん破損した部分を修復(fù)したり再建したりすることはほぼ不可能だという。(翻訳?編集/愛玉)

※＜本日の中國TOPニュース＞では、中國の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年6月14日付の中國大手ポータルサイト?テンセント（騰訊）のランキング1位の記事。