2013年6月12日、「生態(tài)文明社會建設(shè)を目指した日中協(xié)力メカニズムの形成に向けて」と題するシンポジウムが東京千代田區(qū)の衆(zhòng)議院第一議員會館で開催された。日本の環(huán)境省と中國鎮(zhèn)江市政府が主催し、日本経団連が後援。日中両國の産官學(xué)関係者約200人が環(huán)境と都市問題における日中協(xié)力について熱心に討議した。

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中國は経済成長の道を爆進(jìn)。都市化が原動力となっており、億単位の人口が農(nóng)村から都市に移動し、既存都市の拡張と新都市建設(shè)が全國規(guī)模で進(jìn)んでいる。ところが、大気汚染、水質(zhì)汚濁などの公害、交通渋滯、生態(tài)系破壊など深刻な問題を抱えている。

秋野公造?環(huán)境大臣政務(wù)官は「日中の産官學(xué)の力を結(jié)集し、都市化と環(huán)境問題という課題を解決に挑みたい。環(huán)境?生態(tài)文明分野における日中両國の協(xié)力がさらに進(jìn)展することを祈念する」と挨拶した。

安斎隆セブン銀行會長（元日本銀行理事）は「最初に中國を訪ねた三十?dāng)?shù)年前、北京の景山公園から見下ろした際、梅原龍三郎の名畫『北京秋天』さながらに、青い空と故宮が拡がり美しさに圧倒された。ところが最近は急激な経済成長の結(jié)果、スモッグで覆われてしまっている。5月には習(xí)近平國家主席が『生態(tài)文明建設(shè)への取り組みが最重要課題』と訴えており、心強(qiáng)く感じている。日本と中國は隣國同士であり、両國の経済社會の発展、アジアの平和の確立のために協(xié)力していくことが大切だ」と強(qiáng)調(diào)した。

呂克倹?駐日中國公使は「中國は都市建設(shè)を進(jìn)めているが、生態(tài)環(huán)境を守ることが至上命題となっている。日本の目覚ましい経済発展には環(huán)境対策が大きく寄與したと思う。この分野は大きな市場となる可能性があり、日本の官民挙げた協(xié)力を仰ぎたい」と述べ、日本の環(huán)境技術(shù)やノウハウなどを取り入れたいとの考えを示した。

この後、朱暁明?江蘇省鎮(zhèn)江市長、周牧之?東京経済大教授が基調(diào)講演。南川秀樹?環(huán)境省事務(wù)次官、山本和彥?森ビル副社長、藤野純一?國立環(huán)境研究所主任研究員、袁喜祿?中國國家発展和改革委員會代表らによる「生態(tài)文明社會を具體化する新たな都市発展モデルと日中協(xié)力メカニズム」をテーマにパネルディスカッションが行われた。

主催者はこの種の會議を今後も隨時開きたいとしている。日中関係は政治分野を中心に依然冷え込んでいるが、日中の政府民間レベルの大規(guī)模國際會議が開催されるようになったことは、事態(tài)を打開するものとして注目される。（取材?編集/HY）