世界中で使用された中國製品、「電子ゴミ」となってまた中國へ―國連報告書

Record China    2013年6月15日(土) 9時59分

拡大

14日、國連がこのほど発表した報告書によると、世界各地で廃棄されたE-Waste(電気?電子機器廃棄物)の約7割が、最終的に中國に持ち込まれ、中國は今や世界最大の電子廃棄物の「ゴミ捨て場」となっている。資料寫真。

(1 / 4 枚)

2013年6月14日、不用になって捨てられたコンピュータや攜帯電話は、最終的にどこに行き著くのだろうか?國連がこのほど発表した報告書によると、世界各地で廃棄されたE-Waste(電気?電子機器廃棄物)の約7割が、最終的に中國に持ち込まれ、中國は今や世界最大の電子廃棄物の「ゴミ捨て場」となっている。中國経済周刊が伝えた。

その他の寫真

E-Wasteとは、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、コンピュータ、攜帯電話など電子製品?部品の廃棄物のことを指す。これらの製品の多くは中國産で、世界各國でそれぞれの役目を果たし、お役御免となった後、「落葉帰根(葉落ちて根に帰る)」の諺通り、最後には再び中國に戻ってくる。國連の関連規(guī)定では、米國など先進諸國が中國やベトナムなどの発展途上國にE-Wasteを持ち込むことを禁じている。このため、膨大な數(shù)のE-Wasteが、違法ルートを通じて中國に入ることになり、無認可の小さなヤミ工場で分類?処理され、最終的には富士康(フォクスコン)などの大企業(yè)に販売されている。

ヤミ工場での回収?処理プロセスは、驚くべきものだ。國連報告「中國の電子ゴミ」によると、多くの電気?電子機器廃棄物の処理方法は、燃やすか強酸性液に浸すという非常に粗雑なもので、現(xiàn)場の労働者や環(huán)境はいずれも、深刻な重金屬汚染にさらされ、プラスチック燃焼後の有害な粉末が、大気?土壌?川などに拡散している。

中國政府関係部門は、E-Wasteが中國に流入することを阻止するために力を盡くし、それなりの効果を上げている。しかし、E-Waste問題は依然、中國の経済?社會発展の前に立ちはだかる大きな課題となっている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜