「逃亡犯條例」改正案への抗議が続いている香港。このところ毎週末行われるデモの様子は、メディアを通じて世界中へ配信されている。ただ、抗議はデモ行進(jìn)だけに留まっていない。今回は香港中にできている「レノン?ウォール」についてご紹介したい。

【その他の寫(xiě)真】

「レノン?ウォール」は自由と平和のシンボルとして知られる壁のこと。ジョン?レノンを死を偲び、プラハの若者たちが壁にメッセージを記していった。そして、この壁は共産主義體制への反対と自由へのシンボルの壁になったと聞いている。

2014年の雨傘革命の際、デモ隊(duì)が占拠をした金鐘の歩道橋に、この「レノン?ウォール」の香港バージョンが出現(xiàn)をした。學(xué)生たちがポストイットに思いを記し次々と貼っていった壁は、黃色やピンクのカラフルなポストイットで出來(lái)上がった「香港バージョンのレノン?ウォール」となったのである。

そして2019年「逃亡犯條例」改正案に対する抗議が続く中、今度はこのレノン?ウォールは金鐘のみならず香港のいたるところに出現(xiàn)をしている。それは歩道橋であったり、地下道であったり、市內(nèi)郊外問(wèn)わず香港內(nèi)で何十箇所にも存在するといわれている。

尖沙咀にある地下道では、遠(yuǎn)くからでも何か貼ってあり人が集まっている様子が見(jiàn)て取れる。近づいてみると、おびただしい數(shù)のポストイットが貼られており、そこにはさまざまな立場(chǎng)の人の色々な意見(jiàn)が書(shū)かれている。日本語(yǔ)學(xué)習(xí)者による日本語(yǔ)による訴えも目にすることがある。

それぞれの內(nèi)容を見(jiàn)ていくと政府への抗議、賛成派反対派?相互の意見(jiàn)、ツーリストへ香港の現(xiàn)狀を知らせるもの、或いは仲間うちでの連絡(luò)のようなもの、など全て読むことは難しいほどの量だ。

また、旅行客に対しては不便をかけて申し訳ないという內(nèi)容、運(yùn)転手たちへは道を占拠して迷惑をかけてすみません、といった?jī)?nèi)容のポスターも貼られていた。

どんな人でも意見(jiàn)ができるよう、それぞれのレノン?ウォールには誰(shuí)かが買(mǎi)ってきたポストイットやペンが置かれていることが多い。勿論、このような活動(dòng)に反対をする市民もおり、ポストイットを剝がしていく人も見(jiàn)かける。

それでもまた少したつと、そこにレノン?ウォールが作られていく。尖沙咀以外のウォールの様子も、また機(jī)會(huì)があればご報(bào)告をしたい。（提供/フライメディア）