2019年7月29日、中國(guó)経済網(wǎng)は、中國(guó)の自動(dòng)車市場(chǎng)が縮小する中で日系の合弁メーカーが成長(zhǎng)していることの意味について論じる記事を掲載した。

記事は、今年上半期の中國(guó)の自動(dòng)車販売臺(tái)數(shù)が前年同期比で12．4％と大きく減少する一方で、日系ブランドは成長(zhǎng)を?qū)g現(xiàn)したと紹介。中國(guó)自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)のデータで、今年上半期の日系車のシェアが昨年上半期の19．9％を上回る22．7％にまで増加し、東風(fēng)日産、広汽ホンダ、東風(fēng)ホンダ、一汽トヨタ、広汽トヨタの販売額がそれぞれ前年同期比で0．3～22％増えたことが明らかになったとしている。

そのうえで、特に東風(fēng)日産の成長(zhǎng)について深く考えるに値する點(diǎn)があると注目。同社の伸び率は0．3％とわずかだが、4年連続で生産販売臺(tái)數(shù)が100萬臺(tái)を突破するなどもともと母數(shù)が他社より大きいと説明したほか、市場(chǎng)全體のシェアが5．4％、合弁非高級(jí)車ブランド市場(chǎng)のシェアが10．5％にまで上昇しており、市場(chǎng)競(jìng)爭(zhēng)力の高さがうかがえると伝えた。

そして、東風(fēng)日産をはじめとする日系メーカーが強(qiáng)い理由として、近年日中間における経済、貿(mào)易面の往來が盛んになっているほかに、合弁企業(yè)が持つ安定的な経営體力に著目する必要があると指摘した。

記事は「良い自動(dòng)車を作るには、時(shí)間、コスト、品質(zhì)、性能の要求を前提とし、多くの自動(dòng)車をしっかり造り、売ることで、企業(yè)のブランド価値を高める必要がある」とし、そのためには単に技術(shù)力だけではなく、研究開発、製造、販売、サービス、管理を含めた體系力が必要だと解説。また、「自動(dòng)車業(yè)界はスケールメリットが特に重要とされる産業(yè)で、持続的な投資が必要であるため、一定の期間內(nèi)に規(guī)模を大きくできなければ経営はどんどん苦しくなってしまう」と論じている。

さらに、東風(fēng)日産は今年上半期にシルフィ、エクストレイル、キャシュカイ（海外向けのコンパクトSUV）の3車種だけで40萬臺(tái)を生産販売したと紹介?！袱长欷先障弟嚖u品のラインナップの多さに頼ることなく、安定した體系の下で主力製品を形成してきたことを意味する」とし、「數(shù)打てば當(dāng)たる精神で競(jìng)爭(zhēng)力のない新車を続々と開発するメーカーにとっては紛れもなく大きなヒントになる」との見方も示した。（翻訳?編集/川尻）