米華字メディアの多維新聞は29日、「“精日”現(xiàn)象をどのように見(jiàn)るか」と題するコラムを掲載した。

精日（精神日本人）とは、「自分は中國(guó)人ではあるが精神的には日本人である」と考える人々のこと。インターネット上で日本軍國(guó)主義を崇拝したり、中國(guó)を侮辱したりするコメントを書(shū)き込んだりするほか、過(guò)去には舊日本軍の軍服を著て記念撮影をしたことなども物議を醸した。

中國(guó)では最近、各地でこの“精日”が拘束される事例が相次いでいる。28日には遼寧省大連市の公安當(dāng)局が「反中精日分子」の36歳の男性を拘束したことを発表。同日には、湖北省武漢市、安徽省淮南市、江蘇省南京市でも“精日”を拘束したとの情報(bào)が伝えられた。

記事は、「ここ2年ほど、中國(guó)で“精日”の言論が暴かれ、拘束されたとの情報(bào)がたびたび流れるようになった。まるで集団で発病したかのようだ。しかし、実は“精日”はかなり前から存在している。最近よく報(bào)じられるようになったのは、中國(guó)人の“精日”に対する容認(rèn)度が低下したからである。さらに、當(dāng)局がネット上の違法行為の取り締まりを強(qiáng)化したこともある」と指摘した。

その上で、「過(guò)去の歴史から中國(guó)人は普遍的に日本があまり好きではない。しかし、コインに必ず裏表があるように、日本の経済、文化が現(xiàn)代中國(guó)の発展に大きな影響を與えたことで、日本に対して好感を抱く中國(guó)人も少なくない」とし、「理解が深まるにつれ、日本は東アジアで最も成功した國(guó)であること、どの分野でも中國(guó)よりずっと進(jìn)んでいることを知り、感服してしまう。これを基礎(chǔ)に、心理的に不健全で人格がねじ曲がった中國(guó)人が次第に自我を忘れ、日本に夢(mèng)中になり、“精日”にまで至るのだ」と説明した。

さらに、「中國(guó)は今日、國(guó)內(nèi)総生産（GDP）ですでに日本を大きく上回っているが、全體的な発展のレベルから見(jiàn)ると、日本は依然、中國(guó)の先を行っている。國(guó)民のモラル一つとっても、日本のレベルに達(dá)するにはまだ數(shù)十年かかるだろう。日本を訪れたことのある中國(guó)人は皆、日本の清潔さ、秩序、禮儀正しさ、人情味を絶賛する。民度が高いというのは、日本に対する一致した評(píng)価である。中國(guó)と比較して日本を好きになるのはよくあることだ。もちろん、民族の自尊心が強(qiáng)い中國(guó)人は、日本の成功をたたえながらも、日本が好きになることはない。これもよくあることだ。しかし、極端な中國(guó)人は反中の“精日”と化す?！熬铡堡弦环Nの病気であり、大きなムーブメントを起こすことはできない」と論じた。

記事は、「なぜ日本には強(qiáng)い魅力があるのか。その根源はやはり、中國(guó)が後れすぎていることにある」とし、「中國(guó)があらゆる分野で日本をリードするようになれば、恐らくこうした“精日”は発病することはないだろう。中國(guó)をどのようにしてより強(qiáng)大に、より魅力ある國(guó)にするか。14億人がやるべきことをしっかりとやれば、必然的にそれは達(dá)成されるだろう」としている。（翻訳?編集/北田）