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31日、中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、米中の貿(mào)易協(xié)議再開に際して社説記事を掲載した。資料寫真。
中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は31日、米中の貿(mào)易協(xié)議再開に際し、「米國は、強(qiáng)硬姿勢を見せて交渉を有利に進(jìn)めようとする悪い癖を改めるべきだ」と題した社説記事を掲載した。
30日から上海で、約3カ月の間中斷していた米中閣僚級貿(mào)易協(xié)議が再開された。米國からライトハイザー通商代表部(USTR)代表の率いる交渉団が訪中し、中國側(cè)は劉鶴(リウ?ホー)副首相が責(zé)任者を務(wù)める。記事は、「これは、先月のG20大阪サミットの場で行われた會(huì)談での合意內(nèi)容を?qū)g現(xiàn)に移すための積極的な一歩である。しかし、30日夜、両國の代表らが夕食會(huì)に入る直前にトランプ大統(tǒng)領(lǐng)は突然コメントを発表し、中國側(cè)に圧力をかけた」と指摘。同氏がTwitter(ツイッター)上で中國に対する攻撃的な投稿を続けざまに行ったことに言及した。
そして、「米中が接觸する機(jī)會(huì)に乗じて米國がたびたび非建設(shè)的な発言をするというのは周知のことだろう。これはもはや米國にとって対中戦略の1つとして習(xí)慣化している。しかし、この傾向は當(dāng)然好ましいものではない。ここまでの1年半の間の狀況を振り返れば明らかなように、敏感な時(shí)期に中國に対する態(tài)度を一変させるという米國の戦略は、決して功を奏していない」と苦言を呈した。
その上で、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が最近用いている手法はおなじみのもので、今や何の新鮮味もない。同氏は30日、Twitterで『中國経済は過去27年間で最悪の狀況だ』『関稅引き上げによって中國では500萬人が職を失っている』などと吹聴した。しかし、中國経済がどうであるかを、まさか私たちがよく分からず、米國に教えてもらう必要があるとでも言うのか。中國経済は安定し、潛在力を秘めている。そのため、われわれには根拠もなく他者に譲歩したりしないという十分な自信がある。同氏が『中國の経済狀況は悪い』としきりに言ってくることは、米中貿(mào)易協(xié)議の合意に関して、米國が中國以上に焦っていることの証である」と反論した。
さらに、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は同日、『中國が米農(nóng)産物の輸入を開始した様子はなく、中國は約束違反を犯している』とも投稿したが、28日の時(shí)點(diǎn)ですでに、中國國家発展改革委員會(huì)は米農(nóng)産物の購入の手続き中だと明らかにしたところだった。むしろ、中國こそ、『ファーウェイへの制裁緩和を適時(shí)実行に移す』などといった約束を米國が守っていないことを指摘するべきだろう」とした。
このほか、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は來年の米大統(tǒng)領(lǐng)選に関しても、『中國は選挙の結(jié)果が出るのを待っている。中國は民主黨候補(bǔ)の勝利を願(yuàn)い、米國からの搾取を継続することを望んでいる』と発言しているが、これらも全て同氏の憶測だとしか言いようがない。それに言っている內(nèi)容もめちゃくちゃである。そもそも米中貿(mào)易協(xié)議が同意に達(dá)するか否かは、米大統(tǒng)領(lǐng)選からそれほど大きな影響を受けるのだろうか?われわれは米國を相手にしているのであって、共和黨と交渉しているわけではない。同氏の言い分では、まるで共和黨の貿(mào)易政策が米國社會(huì)全體の利益の代表的な問題になっているようだが、そうなのだろうか?」と皮肉った。
また、「今や、世界の國々が最も貿(mào)易をしにくい相手は中國ではなく米國であるということを、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は認(rèn)めないわけにはいかないだろう。米國は合意や規(guī)則を次々に破り、誰彼構(gòu)わず怒りをぶちまけている。同氏はツイートに『中國はいつも最終段階になって、自らの利益のために合意した內(nèi)容を修正する』とも記したが、どう見てもこれは米國自身のことを言っているように思われる」と指摘した。
続いて、記事は「米中は協(xié)議を再開するが、それは合意を結(jié)ぶことによって貿(mào)易戦爭を終わらせる必要性があると互いに認(rèn)識したためだ。そのためでなければ、どうして何度も繰り返し交渉を行うだろうか。米國側(cè)の代表団は今回、地球の裏側(cè)からはるばる上海まで協(xié)議のためやってきた。そのタイミングで『われらの交渉団はあらゆる切り札を持っている』などと強(qiáng)気で稱することに、果たして意味があるだろうか?このような発言をすれば、中國は最低限のラインも守らなくなるだろうと彼らは本當(dāng)に思っているのだろうか?」と反問した。
その上で、「米中は昨年から絶えず交渉を行ってきたが、米國が強(qiáng)気な言葉で威圧するだけで思い通りに事が進(jìn)むのならば、彼らにとってそれほど簡単なことはないだろう。しかし、実際は決してそうはいかない。見たところ、米國は協(xié)議合意に対し非常に焦りを感じていて、常にこのことを議論している。合意に達(dá)したいのであれば、雙方は誠実かつ真剣に、最重要課題に対する最大公約數(shù)を模索する必要がある。極度の圧力はこれまで恣意的に用いられすぎて、それが與えるダメージは絶えず低下していった。米中は互いが重視しているポイントにしっかりと注意を払うべきだ。誠意こそが、米中が苦境を脫するための最大のカギとなるはずだ」とした。
そして最後に、「米國は、強(qiáng)硬な姿勢で交渉を有利に進(jìn)めようとする悪い癖を改めなければならない。こうしたやり方は米中間の脆弱な信頼関係を容易に壊してしまうし、米國はゲーム感覚で外交をしているのではないかという疑念を人々に與えてしまう。米國は、誠実で理性的だという印象を築くよう努める必要がある。さまざまな相手と交渉していくにあたって、それは極端な圧力をかけるというやり方よりも、きっと有効に作用するはずだ」と結(jié)んだ。(翻訳?編集/巖谷)
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