2013年6月16日、宇宙船が打ち上げられるたびに、中國(guó)人の宇宙探索の歩みはしっかりとしたものとなる。しかし「先端科學(xué)技術(shù)の発展は私たちの生活とはあまりにかけ離れているように見える。有人宇宙飛行の発展は、わが國(guó)の長(zhǎng)期的発展にとってどんな重大な意義があるのだろうか？」との疑問を抱く人もいる。宇宙飛行技術(shù)の専門家らは、私たちの日常生活はすでに知らず知らずのうちに、こうした宇宙の微少重力環(huán)境下の科學(xué)研究がもたらす「福利」を享受していると指摘する。羊城晩報(bào)が伝えた。

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■神舟10號(hào)で人參の種を宇宙へ

東風(fēng)航天城の北東の一隅に野菜栽培エリアがある。ここでは宇宙船「神舟」で宇宙に運(yùn)ばれた野菜の種子を植え、栽培している。職員によると現(xiàn)在は日本のカボチャ、ヒョウタンなどの宇宙品種の第4世代、第5世代の試験栽培が行なわれている。こうした種子を宇宙に運(yùn)ぶのは「宇宙でのアップグレード改造」の第一歩に過ぎず、地上での栽培、ふるい分け、鑑定を経て合格した種子のみが試験栽培の対象となる。これには通常約4-6年かかる。

神舟は打ち上げのたびに研究対象を搭載する。神舟10號(hào)も例外ではない。専門家は「現(xiàn)在、われわれは漢方薬の重點(diǎn)研究室を澳門（マカオ）に設(shè)けている。澳門科技大學(xué)はこの分野で非常に高い水準(zhǔn)と進(jìn)んだ設(shè)備を備えている。今回われわれは人參の種を宇宙へ運(yùn)んだ。澳門と吉林省の協(xié)力で帰還後に栽培し、わが國(guó)の新たな漢方薬産業(yè)の発展を促す」と説明した。張建啓（ジャン?ジエンチー）元解放軍総裝備部副部長(zhǎng)によると、宇宙環(huán)境は種子に大きな影響を與え、人參の種も帰還後に特に良いものを選ぶ。「科學(xué)研究機(jī)関は良い変異を選択して栽培し、良質(zhì)な人參の生産を?qū)g現(xiàn)する」。

■成果の応用は長(zhǎng)い目で見るべき

「なぜこれほどの巨額を投じて有人宇宙飛行をしなければならないのか？われわれにどんなメリットがあるのか？」中國(guó)宇宙科學(xué)學(xué)會(huì)宇宙探測(cè)専門委員會(huì)の焦維新（ジャオ?ウェイシン）副主任はこの問いに「有人宇宙飛行は、すぐに成果が見える通信衛(wèi)星、気象衛(wèi)星、リモートセンシング衛(wèi)星の打ち上げとは異なり、長(zhǎng)い目で見る必要がある。微少重力環(huán)境下では、多くの分野の科學(xué)実験を行なうことができる。なぜ宇宙に行って実験をする必要があるのか？地上実験では効果が明らかでないからだ。宇宙で気泡の中に水を注いでも、なかなか破裂しない。これは表面張力の流體に対する作用だが、これは地上では実現(xiàn)不可能だ」と説明した。

重大な意義を持つ新技術(shù)の一部も宇宙環(huán)境での検証が必要だ。重力や大気圏の影響で、地上では多くの実験が困難だからだ?！笚试^環(huán)境を欠くため、數(shù)十年経っても応用されていない新技術(shù)もある」。

「われわれが宇宙船を建造するのは、宇宙ステーションを建設(shè)するためだ。宇宙ステーションを建設(shè)するのは宇宙実験を行なうためだ。われわれはまだ応用段階に達(dá)していない。応用段階に達(dá)すれば、よりはっきりと効果を目にすることができるようになる。宇宙ステーション完成後に1つ1つ構(gòu)想が実現(xiàn)される」と焦氏は説明した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/武藤）