2013年6月18日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、中國(guó)EC最大手?アリババの新サービス?余額寶を取り上げた。

【その他の寫(xiě)真】

アリババ?グループが展開(kāi)する第三者ネット決済サービス?支付寶（アリペイ）。日本でいうエスクローサービスと似た仕組みで、購(gòu)入者と販売企業(yè)の雙方が詐欺に遭わないようネット決済の安全性を保障するサービス。ユーザーは事前に支付寶の口座に現(xiàn)金をチャージしておき、必要に応じて支払う形式となっている。クレジットカード決済が主流の日本とは異なり、中國(guó)では第三者ネット決済サービスが主流。特に支付寶は業(yè)界トップで、アカウント數(shù)は8億に達(dá)している。

この支付寶が6月13日に新サービス?余額寶を発表した。支付寶にチャージした現(xiàn)金を余額寶の口座に移すと、ファンドを買(mǎi)った扱いとなり銀行口座のように利子がつく。最低1元（約15．5円）から移すことができ、預(yù)け入れ引き出しともに手?jǐn)?shù)料は無(wú)料だ。また余額寶に預(yù)けた金は支付寶とまったく同じように支払いにあてることができる。

ファンドの購(gòu)入なので元本が保証されているわけではないが、アリババ側(cè)は國(guó)債など安全資産で運(yùn)用しているためリスクは小さいと説明する。それでいて利回りは現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で4．676％（18日時(shí)點(diǎn)）と、銀行普通預(yù)金の0．35％、銀行一年定期預(yù)金の3％を上回っている。

1元から投資商品が買(mǎi)えるシステムも畫(huà)期的ながら、加えて銀行の“暴利の構(gòu)造”を覆す契機(jī)になるのではと期待する聲も上がっている。中國(guó)の銀行利率は物価上昇率と比べて低く、「預(yù)金すれば実質(zhì)的には目減りするマイナス金利だ」と揶揄されている。銀行口座並みの簡(jiǎn)便さで銀行口座を上回る利回りが得られる支付寶が登場(chǎng)したことで、銀行に対する改革の圧力になると期待されている。（筆者：高口康太）

■中國(guó)在住経験を持つ翻訳者?高口康太氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運(yùn)営。ネットの流行から社會(huì)事情、事件、スポーツ、蕓能など中國(guó)関連のトピックを幅広く紹介している。