2019年8月4日、中國日報は、今や世界一の規(guī)模を誇る中國高速鉄道の発展を現(xiàn)場で見てきた技術(shù)者のエピソードを紹介する記事を掲載した。

記事が紹介したのは中鉄第四勘察設(shè)計院の副チーフエンジニア?許克亮（シュー?カーリアン）氏だ。許氏は2009年に開通した武漢―広州高速鉄道の設(shè)計に攜わった。記事は「たとえ作業(yè)で大きな試練に直面しても、あきらめようと思ったことはない」という許氏の言葉を伝えるとともに、同鉄道の成功には十數(shù)年前に許氏とそのチームが払った弛みない努力があったと伝えている。

許氏は2003年に同鉄道の首席設(shè)計師に任命されたが、このプロジェクトは地質(zhì)が非常に複雑だったために困難を極め、外國の同業(yè)者からはプロジェクトに対する疑問の聲も出ていたという。そんななか、許氏は40あまりの専門チームを率いて1000にものぼるテーマ研究を?qū)g施し、基地、橋、トンネル、制御システム、通信、保守システムなどを開発すべく、何日も徹夜をすることもしばしばあったとのことだ。

その努力の甲斐あって、同高速鉄道は1068キロあまりを最高時速350キロメートルで走り、従來の所要時間を6時間あまり短縮することに成功した。一方で許さんは當時作業(yè)に沒頭したことによる椎間板ヘルニアの後遺癥を今も抱えており、介助がないと部屋から出ることもままならない時があるという。

同鉄道の開通から10年、許氏は引き続き中國高速鉄道の建設(shè)に盡力しており、現(xiàn)在までに20あまりのプロジェクト設(shè)計を擔當してきた。許氏は「今の高速鉄道は山、川、砂漠、高原を通るために設(shè)計されている。われわれの技術(shù)は今や世界をリードしている」と語った。（翻訳?編集/川尻）