「ルビコン川を渡る」。もう後戻りはできないという覚悟で重大な決斷や行動(dòng)を起こす意味だ。日本が輸出手続き優(yōu)遇する「グループA（ホワイト國）」から韓國を除外したのを受け、韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)は事実上、日本への「宣戦」を布告した。これにより、2022年5月までの任期中の日韓関係改善は絶望的になった。

「ホワイト國」除外をめぐり、レコードチャイナの記事を見たネットユーザーからは理解を助けるコメントが寄せられた?！袱嗓长椁扦猊庭氓去隶悌`ジできるモバイルSuica」で改札を通る＝ホワイト國優(yōu)遇要件／毎回券売機(jī)で乗車券を買って改札を通る＝通常國要件」。乗車拒否（禁輸）しているわけではなく、「多少不便になるだけ」という趣旨だ。日本メディアも「一時(shí)的な混亂はあるかもしれないが、大きな影響は出ない」とみている。

それにもかかわらず、文大統(tǒng)領(lǐng)を先頭に韓國側(cè)が猛反発しているのは、日本企業(yè)に相次いで賠償を命じた元徴用工判決への報(bào)復(fù)ととらえたことに加え、これまで日本から頑とした拒絶を受けた経験がなかったためだ。植民地支配の記憶と相まって過剰に反応しているかに見える。文大統(tǒng)領(lǐng)の口からは「盜っ人たけだけしい」「二度と日本に負(fù)けない」「勝利の歴史をつくる」などの激しい言葉が飛び出した。

一連の発言について、聯(lián)合ニュースは「今回の事態(tài)を『韓日経済戦爭(zhēng)』と見る向きがあるのは事実ではあるものの、大統(tǒng)領(lǐng)が（テレビで）生中継されている會(huì)議で『勝利』『敗北』を連想させる?yún)g語を使用したのは異例との評(píng)価もある」と指摘?！附窕丐韦ⅳ膜欷瑓g純な経済問題を超え、外交や過去の歴史問題などが複雑にからみあっている點(diǎn)を考慮すれば、今回だけは韓國も簡単に譲歩できないという文大統(tǒng)領(lǐng)の切迫した心情もうかがえる」と解説した。中央日?qǐng)?bào)は「事実上、対日全面戦を宣言したのと変わらなかった」と伝えた。

同時(shí)に「反日」は政権の求心力にもつながる。東亜日?qǐng)?bào)によると、政権與黨「共に民主黨」のシンクタンク?民主研究院が「日韓対立への強(qiáng)硬対応が來年の総選挙のための好材料になる」という趣旨の報(bào)告書を所屬議員らに配布していたことが分かり、波紋を呼んでいる。日本の措置が文大統(tǒng)領(lǐng)にとって“追い風(fēng)”になる側(cè)面も否定できない。

次のヤマ場(chǎng)は元徴用工訴訟の原告?zhèn)趣瞍费氦丹à咳毡酒髽I(yè)資産の現(xiàn)金化だ。裁判所が現(xiàn)金化を認(rèn)めた場(chǎng)合、文政権は元徴用工判決と同様、「司法判斷の尊重」を理由に介入しないとみられる、日本企業(yè)に実害が発生したら、日本政府が新たな対抗措置を打ち出すのは必至。全く出口が見えない日韓関係の泥沼化がまだまだ続きそうだ。（編集/日向）