中國の広東省博物館で來館者が記したメッセージが物議を醸している。中國メディアの人民網(wǎng)などが3日付で伝えた。

問題のメッセージは、今月17日に館內(nèi)のゲストブックに書かれたもの。その內(nèi)容は、「あれこれ注意してくる」スタッフへの不満で、「物を食べるのもダメ。子どもが走り回るのもダメ！子どもに自由に気持ちを解放させないのか」「走るのがどうした？飛び跳ねるのがどうした？恐竜に觸るのがどうした？ダメなのか??？」などとつづられ、「客は神様じゃないのか??？子どもは違うのか??？」と訴えている。

博物館は1日、中國版ツイッター?微博（ウェイボー）アカウントでゲストブックの書き込みの寫真を公開し、「博物館でマナーを守ることは他人への尊重でもあります。マナー順守は子どものうちから（教えましょう）」などとツイートした。

ネットユーザーからは、「じゃあ、子どもが展示物を壊したら親が責(zé)任を取るんだな？」「博物館は飛び跳ねる場所ではありません」「走り回りたければ草原に行け」「來館者は神様ではない」「飲食は専用スペースで。子どもは分からないとしても、親も分からないのか？」など、批判の聲が殺到している。

また、人民網(wǎng)が3日午後8時(shí)から開始した「博物館で子どもが飛び跳ねるのを許すべきか」というネットアンケートには、5日午後2時(shí)の時(shí)點(diǎn)で13萬8000人ほどが回答。93．6％が「許すべきではない。マナーを守るべき」を選び、「安全なら良い」（6．4％）を大きく上回った。コメント欄では、「こんなアンケートをするとは」「『良い』を選んだ人がいるというのが驚き」などが多くの共感を集めていた。（翻訳?編集/北田）