2013年6月19日、世界的に有名な日本の映畫(huà)監(jiān)督?小津安二郎（1903年?1963年）が唯一執(zhí)筆したエッセイ集「ぼくはトウフ屋だから、トウフしかつくらない」がこのほど中國(guó)の新経典文化有限公司から出版された。本の中には小津安二郎の貴重な自筆の文字が収録され、映畫(huà)監(jiān)督として浴びた光と影が織り成す人生についてつづっており、「東京物語(yǔ)」や「お茶漬けの味」などの代表作の製作上のエピソードが明かされると同時(shí)に、心の內(nèi)もさらけ出している。揚(yáng)子晩報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

「ぼくはトウフ屋だから、トウフしかつくらない」という本のタイトルは、小津安二郎自身が言った言葉からつけられている。小津の作品はいつも同じだという批判に対して、「たまには変わったものを作ったらどうだい」と多くの人から言われた小津安二郎は「ボクは『豆腐屋』だといってやるんです?！憾垢荨护?、『カレー』や『とんかつ』作れったって、うまいものが出來(lái)るはずがない」と述べている。いわゆる「トウフをつくる」という意味は、おそらく小津安二郎のあっさりとした味付けの、家庭料理的で、素樸な、しかしながら見(jiàn)終わった後に深い余韻が殘る唯一無(wú)二の映畫(huà)スタイルのことを指しているのだろう。

小津安二郎は「映畫(huà)は余韻が勝負(fù)を決める」という信念を持ち続けた?！弗幞椁颏蓼铯工趣?、最も必要なものはカメラを通して物事の思考に深く入りこむことで、人類が本來(lái)豊富に備えている愛(ài)を見(jiàn)つけだすことだ。それは、恐らく人間性、かなり抽象的になりすぎてしまうが、人間が持つ溫かい部分だと言ってもいいだろうか。常に忘れないようにしているのは、スクリーン上にいかにこの暖かいものを完璧に表現(xiàn)するかということだ」と綴っている。小津安二郎はその監(jiān)督人生において一生同じタイプの映畫(huà)を作り続けたといってもいいだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/MZ?編集/武藤）