2019年8月6日、中國(guó)メディア?澎湃新聞は、「川に飛び込んで自殺した」娘のために夫婦が葬式を行ったが、それは300萬(wàn)元（約4500萬(wàn)円）近くに上る借金を踏み倒すための演出で、娘とその両親らが有罪判決を受けたと伝えた。

記事によると、15年5月に內(nèi)裝企業(yè)を退社した當(dāng)時(shí)23歳のこの女は、同年8月頃から內(nèi)裝企業(yè)の業(yè)務(wù)責(zé)任者だと稱(chēng)し、「工事を受注しているが資金が不足している」「周期が短くハイリターンの投資がある」と偽り、多くの人から金を借り受けた。借りてすぐに高い利子を支払うことで相手を信用させ、合計(jì)294萬(wàn)元（約4400萬(wàn)円）の借金に成功したが、その後返済に窮し、借金をするのも難しくなったため、ネット上で知った「死んだふりをして借金を踏み倒す」方法をまねすることにしたという。

女は、「死んだふり」について交際相手に相談。この交際相手も女性に投資していたが、後に交際が始まり、工事受注の事実がないことや詐欺であることは分かっていたという。その後、女は両親にも「死んだふり」計(jì)畫(huà)を持ち掛け、両親は當(dāng)初拒否したものの、本當(dāng)に娘が自殺してしまうのを恐れ、協(xié)力することにしたそうだ。

両親と相談した結(jié)果、「川から飛び降り自殺」することにしたこの女は、自身の「葬儀代」として両親に約2萬(wàn)元（約30萬(wàn)円）を渡して土葬を準(zhǔn)備。17年5月18日を「死亡日」とし、両親は川で娘の遺體を探すふりをし、探すのをやめてからその日の夜中に棺を購(gòu)入して、中に大きな石や衣服などを入れて遺體が入っているように裝った。翌日、故郷で土葬式の「葬式」を行ったという

こうして「すでに死んだ」ことになった女は、17年5月19日、男友達(dá)の1人に連絡(luò)して事情を説明し、その身分証を使ってホテルを予約し、電話(huà)番號(hào)を購(gòu)入した。この男友達(dá)は犯罪行為であると知りつつも、女に対して好意を持っていたため協(xié)力し、6000元（約9萬(wàn)円）の生活費(fèi)も提供したという。

この一連の件について、湖南省永州市冷水灘區(qū)人民法院は、詐欺罪で女に対し実刑13年、政治権利はく奪2年、罰金8萬(wàn)元（約120萬(wàn)円）の判決を言い渡した。交際相手は犯人と共謀し蔵匿した罪で懲役1年、執(zhí)行猶予2年となり、女の父親も懲役10カ月、執(zhí)行猶予1年となった。女の母親は犯人隠避罪で懲役6カ月、執(zhí)行猶予1年、身分証を提供した男に対しても懲役6カ月、執(zhí)行猶予1年の判決が下された。（翻訳?編集/山中）