中國(guó)中央テレビ（CCTV）のニュースサイト?央視網(wǎng)に9日、「日本と韓國(guó)の対立が全面的に爆発、最終的には軍事摩擦になるのか」と題する記事が掲載された。

記事はまず、「ここ1カ月、われわれの隣國(guó)である韓國(guó)と日本の貿(mào)易摩擦が絶えずエスカレートしており、対立は経済貿(mào)易から軍事にまでまん延している」と指摘。韓國(guó)が日韓の軍事情報(bào)包括保護(hù)協(xié)定（GSOMIA）の破棄を示唆していることや、今月中にも竹島（獨(dú)島）での軍事演習(xí)を行うと見(jiàn)られていることに言及した。

その上で、「もともと経済貿(mào)易分野の摩擦だったが、現(xiàn)在は軍事の領(lǐng)域にまで広がった。韓國(guó)はなぜここまでするのか。その自信はどこにあるのか」と疑問(wèn)を提起した。

國(guó)際問(wèn)題に詳しい楊希雨（ヤン?シーユー）氏は、2つの理由を挙げた。1つは、日本と韓國(guó)は「やらずにはいられない」関係ということ。同氏は「この両國(guó)は、一つやれば一つ返ってくる。関係が良い時(shí)は、禮には禮をもって返す。悪い時(shí)も同じで、一発毆られると一発蹴り返す。目には目をだ」とした。

もう1つは、「両國(guó)関係がここまで悪化すれば、敏感な軍事分野の協(xié)力も新たに評(píng)価し直さざるをえない」ということ?！附窕丐钨Q(mào)易摩擦は偶然ではなく、歴史問(wèn)題の延長(zhǎng)。一般に、両國(guó)の協(xié)力の基礎(chǔ)となるのは経済貿(mào)易分野。それから政治で、最後が軍事だ?，F(xiàn)在の日韓の軍事協(xié)力はかなり高いレベルにあるが、基礎(chǔ)となる貿(mào)易上の摩擦によってあらゆる両國(guó)関係が損なわれ、ハイレベルな協(xié)力を続けることは難しくなっている。さらに、この協(xié)定は結(jié)ぶ際にも議論があった。韓國(guó)が協(xié)定に反対することは不可避だ」とした。

軍事問(wèn)題専門家の李莉（リー?リー）氏も、「日韓の現(xiàn)在の狀況から、本當(dāng)に（協(xié)定から）離脫する可能性が高い」とし、「日本國(guó)內(nèi)では（韓國(guó)の破棄について）それほど論爭(zhēng)になっていないが、韓國(guó)國(guó)內(nèi)では非常に大きな議論の的になっている」と解説。昨年末に海上自衛(wèi)隊(duì)のP-1哨戒機(jī)が日本海で韓國(guó)海軍の駆逐艦から射撃管制用のレーダーの照射を受け、その後、韓國(guó)側(cè)が日本が威嚇飛行を行ったと主張した問(wèn)題に言及し、「當(dāng)時(shí)からすでに軍事摩擦の兆候は見(jiàn)られた?，F(xiàn)在の狀況から、韓國(guó)が協(xié)定を破棄しても全く不思議ではない。しかも、韓國(guó)國(guó)民の鬱憤（うっぷん）のはけ口にすることができる」との見(jiàn)方を示した。（翻訳?編集/北田）