中國(guó)メディア?中國(guó)消費(fèi)者報(bào)は12日、上海ディズニーランドで來(lái)園客が食べ物の持ち込み禁止を不服として訴訟を起こした騒動(dòng)に觸れ、「（ディズニーランド側(cè)の）言い分はどれもお粗末だ」と題した記事で弁護(hù)士の見(jiàn)解を紹介した。

今年初め、中國(guó)の大學(xué)生が食べ物を持って上海ディズニーランドへ入場(chǎng)しようとしたところ、スタッフからかばんを開(kāi)けての検査を求められたうえ、「80元（約1200円）支払って預(yù)けるか、その場(chǎng)で食べるか、捨てるかしなければ入場(chǎng)させられない」と告げられた。後日、大學(xué)生はこの件を不服として裁判所に訴えを起こした。

この問(wèn)題は中國(guó)のネットでも議論を呼び、一部のメディアは「かばんを開(kāi)けての検査は來(lái)園客のプライバシーを侵害している」「テーマパーク側(cè)に園內(nèi)の高額な飲食物を買(mǎi)わせようという下心が見(jiàn)え隠れする」「飲食物の持ち込み禁止はアレルギーや糖尿病などの患者、乳幼児や高齢者など、食べられるものが限定される人の権利を侵害する可能性がある」などと指摘した。

この件に対し、上海ディズニーランドは11日に聲明を発表?！甘长傥铯纬证赁zみに関する規(guī)定は、中國(guó)の大部分のテーマパークやアジアにあるその他のディズニーランドと同様です。我々は、お客様のために清潔で美しいパーク內(nèi)環(huán)境を生み出せるよう盡力しています」「われわれはお客様の好みや予算に合わせた豊富な選択肢をご用意しており、アレルギーなどの癥狀をお持ちのお客様向けの食事も取り揃えております。また、糖尿病といった體質(zhì)のお客様で特殊な飲食物を攜帯する必要がある場(chǎng)合に関しては、持ち込みを許可しています」などとし、パーク側(cè)の正當(dāng)性を主張した。

しかし、記事によると、中國(guó)消費(fèi)者協(xié)會(huì)の専門(mén)家委員會(huì)に所屬している北京匯佳法律事務(wù)所の邱寶昌（チウ?バオチャン）主任は、いくつかの理由を挙げて、「上海ディズニーランドの『食べ物持ち込み禁止』は橫暴な規(guī)定で、金もうけだけが目的。かばんの検査も消費(fèi)者の尊厳とプライバシーを侵害している」と批判している。

同氏はまず、「ディズニーランドはマーケットにおける支配的な企業(yè)として、経営方針を定めるときには自身の利益を考えるだけでなく、法律を遵守し、消費(fèi)者の権利と利益を十分に考慮しなければならない」と指摘。さらに、「『消費(fèi)者権利保護(hù)法』の規(guī)定により、経営者は標(biāo)準(zhǔn)約款や通知、聲明、店頭告知などといった方法で消費(fèi)者に不利で不合理な規(guī)則を作ることができない。具體的には消費(fèi)者の権利を制限したり、経営者側(cè)の責(zé)任を軽くしたり、消費(fèi)者の責(zé)任を重くするといったことだ」と説明した。

さらに、「來(lái)園者に飲食物の持ち込みを禁止するという上海ディズニーランドの規(guī)約は橫暴だろうか？個(gè)人的には規(guī)定の制定は公平かつ合理的であるべきで、法律によって企業(yè)の自主経営権は保証されるものと考える。だが、自主経営権にも限界があり、消費(fèi)者の正當(dāng)な権利と利益を保護(hù)するのでなければ法規(guī)に違反する」とした。

続いて、「ディズニーランドは広く、滯在時(shí)間も長(zhǎng)い。長(zhǎng)い列に並ぶこともしばしばある。來(lái)園者が飲食物を攜帯するのは非常に合理的だ。ではなぜ上海ディズニーランドは飲食物の持ち込みを制限するのだろうか？彼らが提示する食品安全や衛(wèi)生維持などといった理由はよく考えてみるとどれもお粗末で、本當(dāng)の理由はパーク內(nèi)外の食品価格の差にある。もしあなたが飲食物を持ち込めば、彼らの得る利益に影響するのだ」と指摘した。さらに、「世界に6カ所あるディズニーランドのうち、アジアのパークを除き米國(guó)やフランスのパークはどこも食べ物の持ち込みを禁止していない。上海ディズニーランドはなぜ消費(fèi)者に有利な國(guó)際慣例を採(cǎi)用しないのだろうか？」と論じた。

このほか、「上海ディズニーランドでは食べ物が入っていないかを調(diào)べるためにかばんを検査するというのには震え上がった。これは決して自己経営権の問(wèn)題ではない。消費(fèi)者の尊厳とプライバシーを著しく侵害している。かばんをあさるという行為は、安全検査など公衆(zhòng)の利益に関わるものなら許されるが、食品が入っていないかを調(diào)べることが目的なら、あってはならない」と強(qiáng)調(diào)した。

最後に、「企業(yè)が強(qiáng)く大きくなるには、消費(fèi)者の信用を取り付けて、彼らを満足させなければならない。さもなくば、本來(lái)金もうけをしたかったはずなのに最終的にはもうからないという結(jié)果になってしまう」とまとめた。（翻訳?編集/巖谷）