日本が輸出手続きを優(yōu)遇する「ホワイト國」から除外したことなどを理由に韓國內(nèi)で高まっている「反日」の風(fēng)向きに変化の兆しが見え始めた。先頭に立っていた文在寅大統(tǒng)領(lǐng)も軌道修正を試みている。一方で「反日」の同調(diào)圧力は健在。主要紙は「公務(wù)員の晝食メニューから日本食が消えた」と報じた。

聯(lián)合ニュースによると、文大統(tǒng)領(lǐng)は12日、青瓦臺（大統(tǒng)領(lǐng)府）で開かれた首席秘書官?補佐官會議で「日本の経済報復(fù)へのわれわれの対応は感情的になってはいけない」と指摘?！笡Q然とした意志を持ちながらも冷靜で根本的な対策まで考える長い目で見るべきだ」と呼び掛けた。

この発言について、聯(lián)合ニュースは「感情的な対応よりは冷靜に現(xiàn)実を直視し、現(xiàn)在の狀況を打開する姿勢を強調(diào)した発言と受け止められる」と報道?！溉毡兢尾划?dāng)な措置には斷固として対処する意志を示しながらも、両國國民の友好関係の棄損につながってはならないことを強調(diào)した発言とみられる」と解説した。

中央日報は「先日までは壬辰倭亂（文祿?慶長の役）と李舜臣將軍を想起しながら『二度と日本に負(fù)けない』『加害者である日本が居直りでむしろ大聲を上げる狀況を座視しない』と述べていたのとは距離がある」と皮肉交じりに論評した。

文大統(tǒng)領(lǐng)は14日の「慰安婦の日」や15日の「光復(fù)節(jié)」（日本による植民地支配からの解放記念日）の演説でも日本批判のトーンを抑制。日韓関係への配慮をにじませた。

日本批判の急先鋒の左派系のハンギョレ新聞は1970年代の民主化運動活動家と知られる洪世和氏のコラム「官製民族主義のわな」を掲載。洪氏は「（戦爭が不可避な狀態(tài)まで従來の覇権國家と新興國家がぶつかり合う現(xiàn)象を指す）『トゥキディデスのわな』ならぬ官製民族主義のわなだ。アクセルがあるばかりで、ブレーキのない官製民族主義がやみくもに突き進んでいる」と警鐘を鳴らした。

さらに洪氏は「文在寅政権は韓國が國際法を違反したと主張する安倍政権の経済挑発の可能性を8カ月前から認(rèn)知していた」と言及?！袱摔猡铯椁?、すべての外交力を朝鮮半島平和プロセスに集中し、これを無視した。政府は韓日関係の危機対応がおろそかだったという過ちを認(rèn)めて関係復(fù)元のために努力を傾ける代わりに、官製民族主義を動員して対立している」と非難した。

こうした聲をよそに、「反日」ムードは韓國社會を依然として広く覆っている。朝鮮日報は「現(xiàn)在の情勢で日本料理店に行けるものですか。中華料理店でチャジャンミョンを食べた方が気が楽です」との公務(wù)員の聲を紹介。「日本による輸出規(guī)制の余波で反日感情が高まり、（中央省庁が集まる）世宗市の官庁街では外食時の選択肢から日本料理店が消えることが増えている。周囲の視線を気にかける公務(wù)員は日本料理店に行ったら何か言われるのではないかと思い、最初から避けているのだ」と伝えた。（編集/日向）