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中國メディアの新浪網は17日、パキスタンとの緊張を高めているインドが、戦術ミサイル數(shù)千発やアパッチ攻撃ヘリを購入と紹介する記事を掲載。中國にも対抗するものとの見方を示した。寫真はインド軍基地に輸送されたアパッチ攻撃ヘリ。
中國メディアの新浪網は2019年8月17日付で、パキスタンとの緊張を高めているインドが、戦術ミサイル數(shù)千発やアパッチ攻撃ヘリ購入と紹介する記事を掲載した。同記事は、中國にも対抗するものとの見方を示した。
印パの緊張が高まったきっかけは、インドのモディ首相が北部ジャム?カシミール州の自治権を剝奪したことだった。カシミールはインドから見れば北西部、パキスタンから見れば北東部の領域で雙方が領有権を主張。さらに中國も一部の領有権を主張するなど國境紛爭の舞臺になってきた。
中國はインドと、東部地域のアルナーチャル?プラデーシュ州(中國名は藏南地區(qū))でも國境問題を抱えており、1962年には戦爭も経験している(中印國境紛爭)。インドはパキスタンとも対立していることから、中國とパキスタンは接近し、極めて親密な関係を築いた。カシミール地區(qū)についても中國とパキスタンは互いの実効支配區(qū)域の領有権を認め合うことで、國境問題を解決した。
新浪網によると、インド軍は最近になり、フランスからミラン2T対戦車ミサイル3000発あまりを購入し、ロシアにR-73短距離空対空ミサイルを約300発、R-77中距離空対空ミサイルを約400発を発注した。また、インド空軍が米國のボーイング社に発注したAH-64アパッチ攻撃ヘリ4機も7月30日にニューデリー近郊の空軍基地に到著したという。
記事は、インドの武器大量購入は、ジャム?カシミール州を巡る情勢のエスカレートに絡んで、パキスタンだけでなく中パ両國に対抗する目的である可能性が高いと論評した。
記事は、インド空軍にとって、パキスタンにより2月に戦闘機2機を撃墜された恥辱は忘れられないと指摘。パキスタンは最近になり、ロシア製のR-27中距離空対空ミサイルも購入しているとして、インドが保有するロシア製のSu-30MKI戦闘機の空戦能力を高め、パキスタンの保有するF-16戦闘機とAIM-120中距離空対空ミサイルに対抗し、パキスタン機迎撃にあたってインド軍パイロットに自信を持たせる意味もあると解説した。
カシミール地方では停戦ライン近くで15日に戦闘が発生し、インド?パキスタン両軍を合わせて5~10人の死者が出たとの報道もある。(翻訳?編集/如月隼人)
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