2013年6月27日、読書は非常にありふれた行為だ。改革?開放の初期、人民全體で読書ブームが盛り上がったことがあった。その原因はわかりやすい。それまでの10年にわたる文化の荒廃がもたらした読書への渇望だろう。當(dāng)時(shí)のブームでは社會全體が新聞から雑誌、書籍にいたるまで読書ブームに沸き、書籍店主は先に豊かさを手に入れた人々の一員となった。數(shù)十年が過ぎたが、現(xiàn)在の読書習(xí)慣にはどのような変化が見られるのだろう。京華時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

広西師範(fàn)大學(xué)出版社はこのほどインターネットで「読み続けられない本ランキング」を?qū)g施し、3000件近くの微博（ミニブログ）から募った意見を集計(jì)して次のような結(jié)論を得た?！讣t樓夢」が「最も読むに耐えない」本として読者からトップに選ばれたのだ。それだけではなく、中國古典の四大名著が全てランクインしたのにとどまらず、「百年の孤獨(dú)」「失われた時(shí)を求めて」「ユリシーズ」「ウォールデン 森の生活」といった外國の名著も「不幸にも」トップ10入りを果たしている。

こうした結(jié)果は意外なものではない。この結(jié)果はある現(xiàn)実の問題を反映するものだろう。

つまりオンライン調(diào)査というものの不確実さを表しているのだ。3000人のサンプルは読書層を代表することはできず、サンプルの割合が小さすぎるのだ。また、愛読家や読書嫌いが混在する狀況下で調(diào)査を行っても、深刻なテーマの文學(xué)作品が低い評価になるのは當(dāng)然と言える。

もっとも內(nèi)容と調(diào)査対象との整合性を強(qiáng)調(diào)すると同時(shí)に、各タイプの読者の割合も注視すべきだろう。読書や審美眼というものには大きな開きがあり、それは対象者のレベルを表すものではなく、読書や審美行為の難易度を表すものだ。深く閲読するのは難易度が高く、高い水準(zhǔn)の審美眼には基礎(chǔ)が必要だ。

現(xiàn)代のネットワーク社會で人々は細(xì)切れの閲読體験に囲まれ、深く読書する機(jī)會はゼロとは言わずとも減少している。今回の調(diào)査研究は科學(xué)的とは言えないが、問題を考えさせられるという意味では意義を持つだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/ YH?編集/武藤）