2019年8月19日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、日中韓は手を攜えるべきだと主張した、中國現(xiàn)代國際関係研究院の劉軍紅（リウ?ジュンホン）研究員による記事を掲載した。

記事は、21日に北京で日中韓外相會(huì)談が開催されるが、現(xiàn)在の日韓関係は「政冷経涼」であり、米中関係も貿(mào)易摩擦があって「東アジアに十字形の対立軸が形成されており、日中韓の協(xié)力がこれまでになく困難な狀況になっている」と指摘。ホスト國の中國は、新たな協(xié)力ポイントを見出し、新たな提攜方法を模索することで、緊張を緩和し地域の経済発展をけん引していく必要があると論じた。

また、東アジア地區(qū)の「核心」である日中韓は、大きな知恵と勇気をもって多國間の開かれた自由な貿(mào)易システムを擁護(hù)し、反グローバル化や保護(hù)貿(mào)易主義に対抗していかなければならないと主張した。

その上で、日中韓の経済総量は非常に大きく、輸出だけを見ても18年は3カ國で3兆8000億ドル（約404兆円）と世界全體の20．1％を占め、輸入も3兆4000億ドル（約362兆円）で世界全體の17．2％を占めたと指摘。日中韓の「自由貿(mào)易區(qū)」が実現(xiàn)すれば、世界でも大きな影響を與える力になると分析した。

さらに、過去20年間で日中韓は互いに主要な貿(mào)易パートナーとなっており、その貿(mào)易地位は米國に近づいていると指摘。日中韓を核心としたアジア貿(mào)易は相互依存していて急速に発展しており、18年のアジアの輸出総額は6兆5000億ドル（約691兆円）と歐州の6兆9000億ドル（約734兆円）に接近、アジアと歐州で世界の輸出の7割を占めると指摘した。

そして「これはアジアと歐州をつなげる『一帯一路』が世界貿(mào)易の主戦場となり、投資や発展を特徴とした『一帯一路』が必ずグローバル化の新潮流となることを意味している?！阂粠∫宦贰护洗笠?guī)模な投資ニーズがあり、これまでにない投資効果をもたらすことになる。これは、『太平洋へと流れるのではなくアジアと歐州に立腳すべき』という今後の地域協(xié)力と國際ルールの発展方向を決めた。したがって、『他人の土地を耕して、自分の土地が荒れる』ことを防がなければならない」と論じた。

最後に記事は、5Gや人工知能、物のインターネット、ビッグデータなどの発展に伴い、日中韓は新たな技術(shù)や産業(yè)において世界をリードしていくと論じた。そしてこの先、「デジタル経済の中心」はアジアへと移るため、日中韓は「より長期的で幅広い展望を考慮しなければならない」と、日中韓の協(xié)力の重要性を主張した。（翻訳?編集/山中）