2019年8月19日、中國(guó)のニュースサイトの參考消息網(wǎng)は、英紙フィナンシャル?タイムズ（FT）がこのほど、「米小売業(yè)界の嘆き：中國(guó)人観光客はどこへ行ってしまったのか」とする記事を掲載したことを紹介した。

それによると、FTの記事はまず、「米國(guó)の産業(yè)界は、中國(guó)からの一部の輸入品への関稅賦課を延期するというドナルド?トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の決定に歓喜の聲を上げた。だが米中関係の緊張はまた、米國(guó)へのもう一つの貴重な到著を混亂させている」とし、「何萬人もの中國(guó)人観光客がこの國(guó)を休暇の目的地として敬遠(yuǎn)しており、ティファニーやハイアットホテルなど多くの企業(yè)が損失計(jì)算を始めている」と伝えた。

その上で、「米國(guó)の観光業(yè)界にとって、中國(guó)からの観光客は特別な魅力がある」とし、USトラベル?アソシエーションによると、中國(guó)人観光客が1回の米國(guó)訪問で費(fèi)やす金額は、フライトと宿泊の費(fèi)用を含めると平均7000ドル（約74萬円）になることを紹介した。

一方で、中國(guó)からの訪問者數(shù)は、數(shù)年にわたる二桁成長(zhǎng)を経て、2017年はわずか4％増にとどまり、18年は前年比6%減の299萬人で、03年以來の前年実績(jī)割れとなったことを紹介?！该讎?guó)の主要企業(yè)の幹部によると、そうした弱さはこの夏も続いており、中國(guó)人観光客の減少が利益を圧迫している」とし、ツーリズム?エコノミクスのアダム?サックス社長(zhǎng)が、「中國(guó)人観光客が過去10年間、國(guó)際観光の成長(zhǎng)の大部分を代表していたことを考えると、それは大きな懸念だ」と述べていることを伝えた。

さらに、「米百貨店大手メイシーズの19年度第2四半期決算は、予想に反して弱いものとなった」とし、「その要因の一つは、外國(guó)人観光客による売上高が前年同期比9％減少したことだ」と指摘。同社のジェフリー?ジェネットCEOが、「観光客への売上の下落は大きな問題だ」とし、「彼らは定価で購入する傾向があり、返品することはまずない」と述べていることを伝えた。

記事によると、訪米者數(shù)の減少について、アナリストらは、「米國(guó)政府によるより制限的なビザ発給から貿(mào)易戦爭(zhēng)に至るまでのいくつかの要因によって説明がつく」としているという。

中國(guó)政府が今夏、米國(guó)へ渡航を予定している國(guó)民に対し、銃犯罪や「嫌がらせ」に巻き込まれる危険があるとして注意を喚起したことについて、サックス氏は、「そのような警告が一部の學(xué)生とツアーグループのキャンセルを促進(jìn)していると聞いたことがある」と話しているという。

記事はまた、「米商務(wù)省內(nèi)の旅行観光業(yè)擔(dān)當(dāng)部局によると、18年の訪米外國(guó)人旅行者のうち、中國(guó)の割合は8％に満たず、12％の英國(guó)に及ばない。だが中國(guó)人観光客は他のどの國(guó)よりも米國(guó)経済に貢獻(xiàn)した」とし、「外國(guó)人観光客は米國(guó)の小売業(yè)界に二桁の成長(zhǎng)をもたらしてきた。だが高級(jí)寶飾品を手掛ける米ティファニーの19年度第1四半期の訪米客向け売上高は前年同期比25％減少し、中國(guó)人観光客の販売はさらに大幅な落ち込みになったという」と伝えた。

さらに、メイシーズのジェネットCEOが、中國(guó)人観光客減少の影響を最も受けた約40店舗で、その影響を相殺するために國(guó)內(nèi)の観光客や地元客の訪問を増やす方法を模索していると語っていることも伝えた。

記事は一方で、「戦略の変更を保留している企業(yè)もある」とし、ブッキング?ホールディングスのグレン?フォーゲルCEOが、「重要なのは、短期的な変化を理由に後退しないことだ。長(zhǎng)期的に見れば、中國(guó)にはまだ大きなビジネスチャンスがある」と指摘していることを伝えた。（翻訳?編集/柳川）