世界は中國経済を読み誤っている―中國有識者

Record China    2013年7月1日(月) 21時30分

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6月30日、人民網(wǎng)によると、第3回世界シンクタンクサミットが29日、「新たな構(gòu)造、新たな協(xié)力、新たな発展」をテーマに北京で開かれた。資料寫真。

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2013年6月30日、人民網(wǎng)によると、第3回世界シンクタンクサミットが29日、「新たな構(gòu)造、新たな協(xié)力、新たな発展」をテーマに北京で開かれた。清華大學(xué)金融學(xué)部の李稲葵(リー?ダオクイ)主任はフォーラムで「世界は中國経済を読み誤っている」と指摘した。

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李氏は「ここ半年余り、ウォール街を中心に國際投資家は『中國経済は現(xiàn)在の世界経済における重大なリスクエリアだ』と言い続け、『最大のリスクだ』とすら言っている。世界金融危機(jī)の発生から現(xiàn)在までに、中國経済の信用殘高と債務(wù)殘高の合計がGDP(國內(nèi)総生産)比で100%から200%へと倍増しているため、デレバレッジの過程に入るのは必至で、この過程は経済?社會に動揺または衝撃を與え、成長が減速するというのがその理由だ。このロジックは大変明晰だが、正しくない」と指摘。世界が中國経済を読み誤っている理由として、次の3つを挙げた。

(1)世界金融危機(jī)の発生以來、世界の基本的趨勢は次の通りだ。世界の各主要國はいずれも政府債務(wù)の拡大、中央銀行のバランスシートの拡大という方法で金融危機(jī)に対処している。中央銀行と政府の債務(wù)と民間の債務(wù)を合わせるのなら、主要國の債務(wù)水準(zhǔn)は減少せず、上昇している。中國経済はこの趨勢に合致している?,F(xiàn)在の世界経済の大きな潮流の中で、この趨勢に合致せず、その経済が逆方向に動いている國があるのなら、かえって問題が生じる。

(2)中國経済自體の理由。中國経済の成長軸は現(xiàn)在も大変はっきりしている。成長軸は都市建設(shè)、地下パイプ網(wǎng)建設(shè)、大気汚染対策、水の処理等々を含む準(zhǔn)公共財にあり、こうした準(zhǔn)公共財はいずれも投資を必要としている。このため中國経済は今後一定期間も、一定の成長速度の空間と潛在力を維持する。

(3)恐らく最も重要な理由だが、中國の経済?金融システムには確かに國有銀行の貸付の増加幅が大きすぎるといったいくつかの問題が生じている。一連の改革をすぐに始動し、改革を通じてこうした問題を解決し、不良債権を取り除き、不良債権が正常な資金の流動に影響を與えないようにすると同時に、地方財政も再編を始動し、比較的確かな、持続可能な新稅源を見いださなければならない。これと同時に、民営経済の大規(guī)模な規(guī)制緩和を行なわなければならない。7月からすぐに國レベルの一連の討論會が開かれ、今年後半の経済政策について議論されるはずだ。8月、9月、10月にも改革が議論される。つまり中國経済は改革の制度変更の新たな四半期に入る。7月、8月、9月、さらに第4四半期の10月まで続ける必要があるかもしれない。一連の改革の動きとシグナルが出て、その時には中國経済に対する世界の解釈は多少変わるだろう。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/ NA?編集/武藤)

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