上海市浦東新區(qū)の消費(fèi)者権益保護(hù)委員會(huì)が「上海ディズニーランドは食品の持ち込み禁止や手荷物検査実施の規(guī)定を改めない」と発表したことを受け、中國(guó)ネットからはディズニーランドに反発する聲が上がっている。

上海ディズニーランドは17年11月から「食品、酒類、600ミリリットルを超える飲料などの持ち込み禁止」というルールを設(shè)け、入場(chǎng)する際には手荷物検査が行われている。今年、スタッフにかばんの中身を強(qiáng)制的に検査され、所持していた食品について「80元（約1200円）支払ってロッカーに預(yù)けるか、その場(chǎng)で食べるか、捨てるかしなければ入園させられない」と言われた大學(xué)生がこれを不満に裁判所に訴えを起こし、中國(guó)で大きな議論を巻き起こした。

このたび、米ウォルト?ディズニーは中國(guó)メディア?人民網(wǎng)の問(wèn)い合わせに対し、「上海ディズニーランドに関する問(wèn)題には回答できない」と返答。また、上海市浦東新區(qū)の消費(fèi)者権益保護(hù)委員會(huì)からは、「上海ディズニーランドは調(diào)停を受け入れない。食品の持ち込み禁止や手荷物検査などの規(guī)定を改める可能性はない」との回答があったという。

中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）で中國(guó)のメディア各社がこれらの対応を報(bào)じると、「上海ディズニーランドは調(diào)停を受け入れない」というハッシュタグが一時(shí)、検索キーワードランキングのトップ3にランクインするなど再び注目を集めた。

新浪財(cái)経のアカウントは、食品の持ち込みが米仏のパークでは禁止されておらず、中國(guó)や日本などアジアのパークでのみ禁止されていることを受けて、「歐米人には食べ物の持ち込みが許されて、アジア人に許されない理由は？」と批判。ある中國(guó)人弁護(hù)士のコメントを引用して、「ディズニーはしょせん商業(yè)的な企業(yè)の1つに過(guò)ぎない。他人のかばんをさぐるのはプライバシーの侵害であり、法律で禁止されている行為だ」と指摘した。

ネットユーザーからも、「ディズニーランドは一體どこまで橫暴なんだ」「中國(guó)の土地で中國(guó)人から金を取っているのに、中國(guó)の法に背くなんて」「さすが米國(guó)の帝國(guó)企業(yè)だ。彼らはパークを米國(guó)の租界地だとでも思っているのか？」などと不満の聲が上がっている。

また、「手荷物検査は何も間違っていない。萬(wàn)が一危険物を持ち込む人がいたら大変じゃないか。だけど、何を根拠に客に食べ物を持ち込ませないんだ？納得できるような理由を教えてほしい」という聲が上がる一方、「手荷物検査は間違っているが、食べ物の持ち込み禁止は素晴らしい?，F(xiàn)在の中國(guó)人の民度では、禁止しなければあちこちカップラーメンのごみであふれて、パークでの體験が損なわれてしまう」という真逆の意見(jiàn)も見(jiàn)られた。

このほか、「ディズニーランドに行かなければ良いだけのこと。中國(guó)には名所が山ほどあるじゃないか」「慌てずに。再來(lái)年には北京にユニバーサル?スタジオがオープンする。そうなればディズニーランドは自然淘汰されるよ」「中國(guó)人が1カ月でもディズニーランドに行かないようにすれば、彼らも恐れをなすだろう」などと、ボイコットする姿勢(shì)を示すコメントも數(shù)多く見(jiàn)られた。（翻訳?編集/巖谷）