中國(guó)メディアも韓國(guó)が日本との軍事情報(bào)包括保護(hù)協(xié)定（GSOMIA）を廃棄したことに関心を示した。記事は日韓関係の紛糾は続くとの見(jiàn)方を示すとともに、韓國(guó)が米國(guó)の意向に反して協(xié)定廃棄をしたことを注目した。

新華社は2019年8月24日付の記事で、日韓がGSOMIAを締結(jié)する前に、米韓、日米はそれぞれ個(gè)別にGSOMIAを締結(jié)していたと紹介。日米韓の同盟の主導(dǎo)者は米國(guó)であり、米國(guó)は一貫して日韓の軍事協(xié)力を促してきたと論じた。

同じく中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は同件について、米國(guó)は韓國(guó)に対して「米國(guó)の軍および政府の要人が、さまざまな場(chǎng)所で日韓GSOMIAの重要性を繰り返してきたと強(qiáng)調(diào)し、両國(guó)が同協(xié)定を維持する説得に力を入れていたが、韓國(guó)は最終的に廃棄を決定した」と紹介。韓國(guó)の協(xié)定廃棄が米國(guó)の意向に反するものであることを強(qiáng)調(diào)した。

同記事は、協(xié)定の成立そのものが米國(guó)の強(qiáng)い意向だったと論じ、締結(jié)された2016年に樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)はスキャンダルの泥沼にはまった狀況で、米國(guó)からの政権への支持を取り付ける目的で、國(guó)內(nèi)の反対を無(wú)視して即決方式で協(xié)定を締結(jié)したとの見(jiàn)方を示した。

中國(guó)には、日米間の同盟強(qiáng)化は自國(guó)にとって不利との認(rèn)識(shí)がある。2016年に始まった戦域高高度防衛(wèi)（THAAD）ミサイルの韓國(guó)配備に対する強(qiáng)烈の反発は、その典型的な表れだ。

中國(guó)外交部の耿爽報(bào)道官は23日の定例記者會(huì)見(jiàn)で、韓國(guó)が日本とのGSOMIAを廃棄したことを注目していると説明し、「軍事協(xié)力の実施または終結(jié)は主権國(guó)家の自らの権利」と論じた上で「2カ國(guó)間の（協(xié)定）締結(jié)は、地域の平和と安定に役立ち、半島の平和の過(guò)程の促進(jìn)に役立ち、第三者の利益を損ねないものであるべき」と述べ、日韓のGSOMIAが中國(guó)にとって好ましくないものだったとの考えを示唆した。（翻訳?編集/如月隼人）