2019年8月27日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、日米首脳會(huì)談で日本が米國(guó)から余剰トウモロコシを輸入することで一致したことについて、安倍晉三首相の算段について分析する評(píng)論記事を掲載した。記事の執(zhí)筆者は、黒竜江省社會(huì)科學(xué)院東北アジア研究所所長(zhǎng)の笪志剛（ダー?ジーガン）氏。

笪氏は、フランスでのG7サミット會(huì)期中の25日に、安倍首相がトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)と両國(guó)の貿(mào)易交渉において基本的な枠組みで一致し、その中で日本が米國(guó)の余剰トウモロコシを大量購(gòu)入することを約束したことについて、多くの批判的な意見(jiàn)が出ていると紹介?！弗靴盲瓤鄤氦猡胜筏顺訾皮郡瑜Δ艘?jiàn)える枠組み合意を米國(guó)にプレゼントして、安倍首相は本當(dāng)に後の憂(yōu)いを抱いていないのだろうか」と疑問(wèn)を提起した。

そのうえで、現(xiàn)在の日米貿(mào)易問(wèn)題について、1950年代以降の貿(mào)易摩擦に加え、今世紀(jì)に入ってからは地政學(xué)と外交の板挾みとなって非常に複雑化している解説。また、日本は貿(mào)易の自由化を進(jìn)めたいという內(nèi)政的な側(cè)面を持つと同時(shí)に、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は再選を狙って影響力の小さい工業(yè)製品で譲歩を図り、日本は今回の交渉で生じた損を今後の駐日米軍費(fèi)用をめぐる議論の駆け引きで挽回しようとしている」という外交的な要素も含んでいると論じた。

さらに、今年に入って明に暗に米國(guó)による黙認(rèn)や支持を受てきた安倍首相が參院選の勝利を含む成果を得たことから、今回米國(guó)の機(jī)嫌を取ろうと考えたとしても「それは予想の範(fàn)囲內(nèi)だ」との考え方も示している。

笪氏は、日本が中國(guó)や東南アジアなど重要な貿(mào)易相手との関係を強(qiáng)化することで「アベノミクス」の成果を確固たるものにしたいと同時(shí)に、地域や國(guó)際舞臺(tái)において「地球儀を俯瞰（ふかん）する外交」の魅力をアピールする必要性を感じているとしたうえで「前者は中國(guó)の助けが、米國(guó)のサポートが欠かせず、利害関係のバランスをとることが重要だ」と説明した。

そして、今回の日米貿(mào)易交渉がすんなりと合意に至ったことについて「安倍首相にとっては、致し方ない部分と現(xiàn)実が複雑に絡(luò)み合う中での賢い選択だろう」と評(píng)している。（翻訳?編集/川尻）