2013年7月4日、日本の華字紙?日本新華僑報(bào)は、日本での反韓感情の高まりによって起こっている粗野な言動(dòng)について、「謙虛」、「禮儀正しい」という國(guó)際的イメージから、幾分かけ離れた狀態(tài)にあると伝えた。

日本人は、常に「謙虛」、「禮儀正しい」といった言葉で形容されるが、民族の性格とは不変のものではなく、あらゆる人がそこに含まれるわけでもない。

文明的という評(píng)価で名をはせている大和民族が、近頃はそれに反する狀態(tài)にあるようにみえる。朝日新聞の英字版ウェブサイトによると、今年5月末、銀座で、ある女性を韓國(guó)人だと勘違いした男性が、「一家全員皆殺しにしてやる！死ね、ブサイク！」といった言葉を浴びせたという。女性が自分は日本人だと言っても、男性は暴言をやめず、毆りかかろうとさえした。

日本人男性の韓國(guó)に対する非理知的な反感が原因にすぎないが、外國(guó)人にとってみれば「新鮮」な出來(lái)事かもしれない。しかし事実として、反韓感情の高まりによって日本人と在日韓國(guó)人との間に衝突が起こり、社會(huì)に不吉な雰囲気が立ち込め、多くの日本人にとってはもはや珍しいものではなくなってしまっている。

現(xiàn)実には、韓國(guó)人を嫌悪する日本人や、極端なナショナリズムを持つ右翼勢(shì)力が頻繁にデモを行っている。韓國(guó)人が多く居住する東京の新大久保では毎月1回はデモが行われている。「在日韓國(guó)人の特権を許さない」と稱する市民が、実質(zhì)的には「韓國(guó)へ帰れ」、「韓國(guó)人はゴキブリ」といった旗を振って、日本に住む韓國(guó)人を排斥しようとしている。

同様に、日本に住む韓國(guó)人を支援しようと、反韓に反対するデモも行われている。彼らは「お前たちこそ家に帰れ」、「お前たちは國(guó)の恥」などと書かれた自作のポスターで、反韓勢(shì)力に対抗している。

反韓のもう一つの根拠地は、ネット上だ。フジテレビが韓流ドラマを多く放映したことが「愛(ài)國(guó)者」たちの反感を買い、ツイッター上で「フジテレビのやり方に問(wèn)題はない」と述べた作家が炎上する事態(tài)も起こった。この風(fēng)潮には安倍首相もfacebook上でエスカレートしないよう呼び掛けている。

日本では、過(guò)激な方法で個(gè)人の感情や考え方を表す人が少なくない。このような人々は、自分が人を差別したり、傷つけたりしているとは考えておらず、「正しさ」を守っていると思って得意げになっている。これは個(gè)人の修養(yǎng)の現(xiàn)れであるだけでなく、人の體や心を傷つけ、日本社會(huì)の雰囲気を不安定なものにし、青少年の成長(zhǎng)、日本の名譽(yù)、國(guó)家間の友好関係を損なうものだ。

日本社會(huì)で発生していることの一切は、中國(guó)人にとってもヒントになる。10カ月前、釣魚(yú)島（尖閣諸島）問(wèn)題によって発生した破壊や略?shī)Z、一部ネットユーザーの過(guò)激な発言は、今の日本で起こっていることと変わらない。中日両國(guó)の國(guó)民は、穏やかな心と落ち著いた気持ちで、他の民族、とりわけ歴史的経緯のある民族と付き合えば、不穏な雰囲気は消え、それぞれにとって利益となることだろう。（翻訳?編集/岡本悠馬）