農(nóng)民には體罰が必要、校長(zhǎng)の差別発言に批判―北京市

2007年4月18日、北京市海淀區(qū)の興旺小學(xué)校1年生の晶晶は體罰を受け、耳を怪我した。晶晶の両親は河南省出身の出稼ぎ農(nóng)民。晶晶は昨年5月からこの學(xué)校に通っている。日頃から擔(dān)任の楊（ヤン）先生の體罰を受けていると訴えていた。18日に耳が痛いというので、病院に行くと耳の裂傷と化膿と診斷された。

母親の閻（イェン）さんは校長(zhǎng)に醫(yī)療費(fèi)と晶晶の転校を要求した。協(xié)議の結(jié)果、晶晶の醫(yī)療費(fèi)は學(xué)校が負(fù)擔(dān)するが、晶晶は転校はしないと決まった。日雇いの掃除婦である閻さんは、仕事を何日も休むと職を失う可能性があるため、実際のところ晶晶の転校先を探すのは難しいという。

レコードチャイナの取材に、校長(zhǎng)は楊先生は晶晶の耳をつねっただけだが、爪が長(zhǎng)すぎたので裂傷を負(fù)わしてしまったのだろうと延べ、怪我をさせたことは申し訳ないと思うが、農(nóng)村の子をしつけるのには體罰が必要だと語(yǔ)った。校長(zhǎng)の発言は出稼ぎ農(nóng)民への差別発言ではないかとして大きな波紋を呼んでいる。

現(xiàn)在、中國(guó)では戸籍の移動(dòng)に制限が設(shè)けられており、出稼ぎ農(nóng)民たちは基本的に都市部の戸籍を取得できず、劣悪な待遇を受けている。教育もその一環(huán)で、戸籍を持たない出稼ぎ農(nóng)民の子女は一般の公立學(xué)校への入校資格がない。そのため、出稼ぎ農(nóng)民子女用の無(wú)認(rèn)可の學(xué)校が數(shù)多く存在する。無(wú)認(rèn)可學(xué)校は出稼ぎ農(nóng)民子女に教育機(jī)會(huì)を提供しているが、その學(xué)校の校長(zhǎng)の無(wú)神経な差別発言に批判が集まっている。（翻訳/編集?KT）