2013年7月5日、京華時(shí)報(bào)によると、中國(guó)?北京市の故宮博物院の警備員が観光客を蹴って転倒させ、被害者は肋骨を骨折した疑いがあるという。

【その他の寫(xiě)真】

被害者は64歳の女性。義理の息子にあたる胡（フー）さんによると、事件は2日午後、胡さんと妻の李（リー）さん、その母の3人が故宮博物院を訪れた時(shí)に発生した。胡さんはすでに何度も來(lái)たことがあるので入場(chǎng)せず、2人の參観が終わったら南門の出口で待ち合わせることにした。しかし、參観後に北門から出た後で2人は間違いに気づいた。

場(chǎng)內(nèi)に引き返そうとした2人は警備員に止められ、入るには入場(chǎng)券を再度購(gòu)入しなければならないと言われた。だが、時(shí)刻は午後4時(shí)を回り、入場(chǎng)券の販売はすでに終了していた。その時(shí)、従業(yè)員専用口から子供連れの老夫婦が入るのを見(jiàn)かけた2人はそれに続こうとしたが、再び警備員に止められた。

「あの3人はなぜ入れるの？あの人たちだって観光客でしょう？」李さんが警備員に詰め寄ると、相手は「彼らは従業(yè)員の家族だから構(gòu)わない」と答え、雙方は言い合いになった。その時(shí)、相手が母親を蹴って転倒させたのだという。李さんは男につかみかかったが、駆けつけてきた他の警備員に押さえつけられ、その間に暴行を働いた當(dāng)人は姿を消してしまった。

その時(shí)點(diǎn)で母親のケガの狀況を把握していなかった李さんは、故宮側(cè)から200元（約3200円）の「療養(yǎng)費(fèi)」などを受け取ることで話を決著させた。だが、帰宅後、母親は蹴られた部分に痛みを訴えだした。

翌3日、一家は再び故宮博物院を訪れ、擔(dān)當(dāng)者に母親を病院に連れて行くよう要求。再三の訴えで、相手側(cè)はようやく2人の警備員を同行させ、2カ所の病院を訪れた。擔(dān)當(dāng)醫(yī)からは「間違いなく右側(cè)の肋骨を骨折している」との診斷が下った。

だが、胡さんが賠償內(nèi)容を相談するために改めて故宮を訪れると、相手側(cè)の責(zé)任者は一転して賠償にも応じない姿勢(shì)を見(jiàn)せた。そこで胡さんは警察に相談、警察による仲介を経て協(xié)議が行われたが、胡さんが提示した賠償金額2萬(wàn)3000元（約36萬(wàn)8000円）を故宮側(cè)が認(rèn)めず、協(xié)議は物別れに終わった。

4日午前、胡さんの義母は骨折の事実を証明するため、病院でCTスキャンを受けた。検査結(jié)果は8日に判明する予定だ。

同日午後、記者が一家に同行して故宮博物院を訪れると、問(wèn)題の警備員と責(zé)任者はいずれも不在だった。故宮側(cè)によると、事件については確認(rèn)しているが、その賠償と対応については調(diào)査が行われた後でなければ回答できない、としている。（翻訳?編集/碧海）