上海で癡漢に初の刑事罰=これまでと何が違う?―中國メディア

Record China    2019年8月30日(金) 15時20分

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中國上海市で癡漢行為に対して初めて刑事罰が科された。寫真は中國の地下鉄。

中國上海市で癡漢行為に対して初めて刑事罰が科された。28日、中國メディア?新京報が伝えた。

上海市の鉄路運輸検察院は26日、地下鉄の車內で未成年を含む女性2人の胸などを觸った男に対し、強制わいせつ罪の容疑で逮捕許可を出した。

記事によると、中國ではこれまでも北京で私服警官が地下鉄での癡漢行為摘発に盡力するなど、公共の場所での性的嫌がらせを処罰する取り組みがなされてきた。しかし、癡漢行為に科されてきたのは行政罰のみで、違反リスクが低かったため、同様の事件が繰り返し発生していたという。

記事は、「わいせつ行為の処罰について、中國には『治安管理処罰法』と『刑法』でそれぞれ明確な規(guī)定がある。両者はその行為が社會に及ぼす危害の程度や行為の手段に応じて適用される?!褐伟补芾韯I罰法』はいわゆる他人へのわいせつ行為全般について、『刑罰』は暴力や脅迫といった方法、または強制的な手段で他人にわいせつ行為を働くことに適用される」と説明?!赴V漢行為に対処するに當たって、行政罰を科すべきか、それとも刑事罰を科すべきかということは一概には言えない。それは司法部門によってあらゆる角度から総合的に考慮されるべきだ」と指摘しつつ、「今回の件に関しては被害者の1人が未成年だったこともあり、司法機関が男に強制わいせつという刑事責任を追求したことは、完全に法に依拠していると考えられる」と論じた。

人民日報などの中國メディアが中國版ツイッター?微博(ウェイボー)で同ニュースを紹介。これに対して、中國のネットユーザーは「良いニュースだ」「これは、社會の雰囲気を変えるために必要な措置だ」「上海は何事に関しても先陣を切っている」「ここから、全國に広げていこう」などと高評価が寄せられている。(翻訳?編集/巖谷)

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