2013年7月4日、中國のミニブログ?微博（ウェイボー）で最近、「ハンドドライヤーで手を乾かす＝手を洗った意味なし」という投稿が話題になり、閲覧回?cái)?shù)が24萬回、転送數(shù)が1000回以上になっている。同投稿によると、「レストランのトイレなどでよく見かけるハンドドライヤーは、手でどこかを觸る必要がないため、とても清潔な感じがする。しかし、ハンドドライヤーは通常、トイレの近くにあるため、溫風(fēng)や濕気でハンドドライヤー內(nèi)の細(xì)菌が増え、溫風(fēng)で逆に細(xì)菌が手に付く」という。武漢晩報(bào)が伝えた。

同投稿に対しては、「専門家は潔癖癥の人が多く、普通の人は參考にするに値しない」という聲のほか、「高熱になるヒーターケーブルは、細(xì)菌が生存したり、繁殖したりできる環(huán)境ではない」との否定的な聲、さらに「証明する実験データがないため、実際の証拠が必要」という聲などが上がっている。

■ハンドドライヤーで乾かした手は細(xì)菌だらけ

筆者は6月29日、オフィスビル、ショッピングセンター、レストランの3カ所のトイレに設(shè)置されているハンドドライヤーを使って実験を?qū)g施した。具體的な方法は、まず水で15秒手を洗い、その後、左手はハンドドライヤーで、右手は自然乾燥させ、その後、使い捨てのサンプル採取キットを使って、手のひらの真ん中から3セット?計(jì)6つのサンプルを採取。これらを無菌の寒天培地に入れた後、2時(shí)間以內(nèi)にインキュベーターに移した。

37度に設(shè)定したインキュベーターで24時(shí)間培養(yǎng)すると、寒天培地の中は、白い菌がはっきり見えるようになった。オフィスビルのトイレにあるハンドドライヤーで乾かした左手から採取したサンプルには206個(gè)の菌が、ショッピングセンターのサンプル（左手）には261個(gè)の菌が、レストランのサンプル（左手）には316個(gè)の菌がいることを確認(rèn)した。一方、自然乾燥させた右手から取ったサンプルには、同順番でそれぞれ、91個(gè)、107個(gè)、163個(gè)の菌がいた。つまり、ハンドドライヤーで乾かすと、確かに手を汚しているのだ。うち、レストランのハンドドライヤーで乾かした時(shí)の菌が最も多かった?！?/p>

湖北省武漢市の結(jié)核病防治所検査科の任易（レン?イー）副主任技師は「ハンドドライヤーは、手をかざすと赤外線センサーが作動(dòng)し、ファンが自動(dòng)で回る。そして、周囲の空気を吸い込んで過熱された空気が出てくるという仕組みだ。公共の場所にあるトイレにはもともと菌がたくさん存在し、ハンドドライヤーから出てくる約60度の溫風(fēng)では、殺菌できないどころか、逆に溫風(fēng)と共に吸い込んだ周囲の菌を手に當(dāng)てているということになる」と語る。

中國の科學(xué)普及事業(yè)サイト「果殻網(wǎng)」の記事によると、英國のブラッドフォード大學(xué)も以前に同じような実験をしたことがある。ハンドドライヤーを使った場合とハンドペーパーで拭いた場合を比較した結(jié)果、ハンドペーパーは肌の表面にある細(xì)菌の半分を拭きとることができ、ハンドドライヤーよりも効果的であることが分かった。

■6ステップの手洗い方法で99%の細(xì)菌を除去

醫(yī)療関係者によると、手には4?40萬個(gè)の細(xì)菌がいるほか、指の爪の中が最も汚れやすく、38億個(gè)の細(xì)菌がいることもあるという。そして、水で手を洗うと、80％の細(xì)菌を洗い流すことができるほか、石鹸を使うともっと効果的で99％の細(xì)菌を洗い流すことができる。

醫(yī)療スタッフは手を洗う際、誰にでもできる以下の6つのステップを踏むようにすれば、手にいる菌を5個(gè)以內(nèi)に抑えることができるとアドバイスしている。

1、まず手を濡らしてから、ハンドソープや石鹸を付け、手のひらを合わせてよくこする。

2、手のひらでもう片方の手の甲をこするように洗い、指の間もよく洗う。

3、両手のひらを合わせて、指の間を十分に洗う。

4、片方の手で握り拳をつくり、もう片方の手のひらを念入りにこする。

5、手のひらでもう片方の手の親指を握り、よく洗う。

6、手首や腕を洗う。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/TF）