韓國?文政権揺るがす法相候補の疑惑噴出、指名「強行」「斷念」でも政権には逆風

Record China    2019年9月1日(日) 6時0分

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韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)が次期法相候補に指名したチョ?グク氏をめぐる疑惑が噴出し、政権を揺るがしている。文大統(tǒng)領(lǐng)が指名を強行しても斷念しても政権への逆風が強まりそうだ。高麗大學

2019年8月31日、韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)が次期法相候補に指名したチョ?グク氏をめぐる疑惑が噴出し、政権を揺るがしている。検察當局は異例の家宅捜索に著手した。チョ氏が教授として勤めていたソウル大學で指名辭退を求めるろうそく集會が行われた。文大統(tǒng)領(lǐng)が指名を強行しても斷念しても政権への逆風が強まりそうだ。

チョ氏は民主化運動に関わった後、ソウル大大學院教授などを歴任。端正な容貌を持ち、革新系の論客で國民の人気が高く、2017年5月の文政権発足以降、側(cè)近として今年7月まで青瓦臺(大統(tǒng)領(lǐng)府)の民情首席秘書官を務(wù)めた。

文大統(tǒng)領(lǐng)は8月7日、チョ氏を法相候補に指名する人事を発表。政権の目玉政策である検察改革を本格化させる狙いだった。指名に備え、14日に國會の人事聴聞會に財産目録などの関係資料を提出したが、野黨や保守系メディアが「身體検査」に乗り出すと、疑惑が相次いで明るみに出た。

稅金を逃れるために投資ファンドに資金を拠出していた疑いに加え、娘が高校時代に醫(yī)學論文の執(zhí)筆者の筆頭に名前を連ねていたことが発覚。指導教授がチョ氏に配慮した可能性があり、この論文が娘の名門?高麗大入學に影響を與えたとの疑念を持たれている。皮をむくように続出する疑惑に「タマネギ男」とやゆされるありさまだ。

こうした中、ソウル中央地検は8月27日、高麗大やソウル大大學院など約20か所を強制捜査した。聯(lián)合ニュースによると、検察が人事聴聞會の前に閣僚候補に絡(luò)んだ疑惑で強制捜査を行ったのは初めて。チョ氏が指名を辭退するとの臆測も出たが、同氏は「私ができることをしたい」と述べ、法相就任のため9月の人事聴聞會に臨む姿勢を重ねて強調(diào)した。

過去の政権で積み上がった問題の「清算」を掲げる文政権の中樞人物だけに、韓國メディアは疑惑を連日、大々的に報道。文政権に近い左派系のハンギョレ新聞も「チョ氏は正體の分からない“國民感情法”、すなわち民心の海にはまった狀況だ。これまで多くの人々が、この國民感情法にはまって戻ってこられなかった。チョ氏と同じ法曹人のパク?ヒテ元國會議長やアン?デヒ元最高裁裁判官などがそうだった。彼らはそれぞれ、娘の優(yōu)遇入學、前官禮遇論爭で落馬したが、彼らが退いた分だけ韓國社會は一歩進んだ」として、チョ氏に事実上、引導を渡した。

人事聴聞會で國會の賛成が得られない場合でも、文大統(tǒng)領(lǐng)はチョ氏を法相に任命できる。しかし、任命を強行すれば超學歴社會の韓國で不正入試に敏感な若年層が猛反発し、文政権離れが加速する恐れがある。捜査の過程でチョ氏の疑惑が決定的になった場合の政治的リスクも大きい。強行か撤回か、文大統(tǒng)領(lǐng)は苦渋の選択を迫られている。(編集/日向)

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