日本人が「抗日神ドラマ」を見たらどう思うか―中國メディア

Record China    2019年9月2日(月) 22時30分

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1日、解放日報は、いわゆる「抗日神ドラマ」を「雷劇」と稱したうえで「軽視できないネガティブな影響がある」と論じる記事を掲載した。以下はその概要。

2019年9月1日、解放日報は、いわゆる「抗日神ドラマ」を「雷劇」と稱したうえで「軽視できないネガティブな影響がある」と論じる記事を掲載した。

記事は、「近年、見ていて不愉快になり、見たくなくなるテレビドラマがある。それは、歴史の真実を完全に無視したストーリーで、敵の人物をおもしろおかしく描寫するという特徴を持つ『雷劇』だ」と指摘する。そして、「これらの作品は愛國主義の発揚(yáng)という理由でなぜか容易に審査を通ってしまい、テレビで放送される。それはおそらく、このような作品を求める市場や視聴者があるからなのだろう」と分析した。

その上で、「しかし、この手の『雷劇』はどの角度から見ても、大衆(zhòng)に知らず知らずのうちにネガティブな影響を與えている。まずは、敵の醜態(tài)化だ。抗日戦爭は強(qiáng)大な日本帝國主義に対し、弱い中國が苦しみながらあらがうというのが基本姿勢であるのにもかかわわらず、『雷劇』では敵が極めて愚鈍であり、一撃で倒される。このような敵の設(shè)定では、14年の抗戦で払った人類史上まれに見る重大な犠牲や、苦しみに耐え忍んだ軍隊や民衆(zhòng)の姿が風(fēng)化されてしまう」と危機(jī)感を示した。

また、「文化的な面で見れば、史実にそぐわないうえに蕓術(shù)的な水準(zhǔn)にも達(dá)していない駄作である。登場人物は単純化され、その奮闘ぶりや人間性の描寫から戦爭の過酷さを表現(xiàn)することなく、視聴率や収入のために不條理な虛構(gòu)を作り上げている。こんな作品で、視聴者の文化的な品位や審美意識を高めることができるのか」と強(qiáng)く批判した。

記事は、「テレビでは今なお『雷劇』が作られ放送され続けているようだが、良知のある視聴者は、ドラマを見た後で何かを感じるはずだ」とした上で、日本人を念頭に「侵略戦爭を発動した國の今の人たちがこの『雷劇』を見て、中國に対して抱くのはリスペクト、軽蔑のどちらだろうか」と論じた。(翻訳?編集/川尻

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