2013年7月11日、人民日報によると、中國外交部（外務(wù)?。─?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=華春瑩'>華春瑩（ホア?チュンイン）報道官は10日の定例記者會見で、日本の2013年版防衛(wèi)白書について、基本的事実を顧みず、悪意をもって「中國の脅威」を誇張しているとして、重大な懸念と強(qiáng)い不満を表明した。

【その他の寫真】

記者：日本は9日、新しい防衛(wèi)白書を発表した。日本周辺の安全保障環(huán)境は厳しさを増しているとして、中國の國防政策と軍事力発展の不透明性を非難し、中國の海洋活動には危険性があり、國際社會の懸念を招いているとする內(nèi)容だ。これについて中國側(cè)のコメントは？

華報道官：私は次の點を強(qiáng)調(diào)したい。

第1に、中國は平和的発展の道を堅持し、防御的な國防政策を遂行しており、戦略的意図は透明だ。中國の正常かつ正當(dāng)な國防能力の発展は、いかなる國に対しても脅威とならず、日本に中國內(nèi)部のことについて四の五の言う権利はない。

第2に、中國が國際法と國內(nèi)法に基づき展開する正常な海洋活動に非難の余地はない。われわれは一貫して領(lǐng)土や海洋をめぐる紛爭の対話や協(xié)議を通じた解決に盡力しているが、いかなる國であろうと中國の領(lǐng)土主権を侵害することは決して許さない。日本側(cè)は釣魚島（日本名?尖閣諸島）問題でもめ事を引き起こし、中國の領(lǐng)土主権を深刻に損ない、地域の平和?安定を破壊した。日本側(cè)は自らの誤った行動について口実を探すのではなく、自らのすることなすことを真剣に反省すべきだ。

第3に、平和と発展は現(xiàn)在の世界の本流だ。地域の平和?安定維持は大きな趨勢であり、人心の向かうところだ。だが日本は世界の潮流に逆らい、人為的に緊張をつくりだし、摩擦と対立を煽り立てている。日本側(cè)の目的は、外的脅威を誇張することで、自らの軍事力を発展させ、戦後國際秩序の束縛から抜け出す口実をつくることであり、これこそ本當(dāng)に國際社會が強(qiáng)く警戒すべきことだ。われわれは日本に対して、アジア諸國に対する侵略と植民地支配の歴史について真剣に省察（せいさつ）し、真剣に教訓(xùn)を汲み取り、平和的発展の道を歩み、國家間の政治?安全保障面の相互信頼の強(qiáng)化と地域の平和?安定に貢獻(xiàn)するよう促す。

第4に、中國側(cè)は対日関係を重視しており、日中間の4つの政治文書を基礎(chǔ)に、歴史を鑑とする精神に基づき日中関係を発展させることを望んでいる。日本側(cè)は姿勢を正し、中國側(cè)と同じ方向に向かって、両國関係の健全な発展に影響を與える障害の除去、両國の政治?安全保障面の相互信頼の強(qiáng)化、國民感情の改善のために確かな努力を払わなければならない。

記者：日本の指導(dǎo)者は「日本側(cè)は常に対話のドアを開いているが、中國側(cè)は対話に前提條件を設(shè)け続けている。これは受け入れられない」と繰り返し表明している。これについて中國側(cè)のコメントは？

華報道官：中國側(cè)は一貫して対話による問題解決を主張し、かつ盡力している。われわれの対話のドアは常に開かれている。現(xiàn)在の根本的な問題は、日本側(cè)が日中関係の直面する深刻な問題に向き合おうとせず、中國側(cè)との真剣な交渉や協(xié)議を避けていることにある。

日本側(cè)がすべきなのは、姿勢を正し、問題を直視して、両國関係の健全な発展における障害を除去するために確かな努力を払うことだ。これ以上、中身のないいわゆる対話のスローガンを用いて溝を隠し、ごまかしてはならない。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/武藤）