2013年7月15日、ある日本メディアがこのほど、日本の鉄鋼企業(yè)が輝きを取り戻したのはなぜかを論じる文章を発表し、新日鉄住金の株価が堅(jiān)調(diào)で、激しい競(jìng)爭(zhēng)の中で優(yōu)位に立ち、7年ぶりに鉄鋼世界一の地位を取り戻したと伝えた。アナリストの指摘によると、鉄鋼産業(yè)における生産能力の過剰を背景として、日本の鉄鋼企業(yè)が好調(diào)なのは、技術(shù)力、省エネ意識(shí)、精密化管理と切っても切り離せないことだ。中國(guó)企業(yè)が生産能力の過剰という悪夢(mèng)から解放されたいなら、技術(shù)水準(zhǔn)を引き上げることがやはり核心になる。國(guó)際商報(bào)が伝えた。

昨年、日本一の鉄鋼企業(yè)の新日鉄と3位の住友金屬が統(tǒng)合して世界2位の鉄鋼企業(yè)の新日鉄住金株式會(huì)社が誕生した。今は株式市場(chǎng)が激しく変動(dòng)しているが、同社の株価は同業(yè)他社に比べて堅(jiān)調(diào)だ。実際、同社は株式の時(shí)価総額が5月末に韓國(guó)のポスコを抜き、世界最大の鉄鋼企業(yè)となり、7年ぶりに世界一の座に復(fù)帰した。

日本経済はまだ力強(qiáng)く回復(fù)しているとはいえないが、鉄鋼企業(yè)の統(tǒng)合効果が生産量の抑制、コストの引き下げ、海外業(yè)務(wù)の統(tǒng)合など多方面に現(xiàn)れ始めており、日本の鉄鋼企業(yè)は世界の鉄鋼企業(yè)同士の激しい爭(zhēng)いの中、新たな優(yōu)位を獲得している。

翻って中國(guó)鉄鋼産業(yè)の現(xiàn)狀をながめると、生産能力の過剰が深刻で、利益が相當(dāng)に薄くなっている。鉄鋼企業(yè)で不安を抱えていないところはない。それでは國(guó)內(nèi)で余った2億トンの鉄鋼をどのようにコントロールし、消化したらよいだろうか。中國(guó)鉄鋼産業(yè)は日本の経験から何を?qū)Wぶべきだろうか。

▽日本の鉄鋼の強(qiáng)みは？

日本経済はまだ力強(qiáng)く回復(fù)してはいないが、鉄鋼企業(yè)の統(tǒng)合効果が生産量抑制、コスト引き下げ、海外業(yè)務(wù)統(tǒng)合などに現(xiàn)れ始めており、日本の鉄鋼企業(yè)は世界の鉄鋼企業(yè)間の激烈な競(jìng)爭(zhēng)の中で新たな優(yōu)位を獲得している。

外交?國(guó)際関係シンクタンク機(jī)関?察哈爾（チャハル）學(xué)會(huì)の王衝（ワン?チョン）研究員（北京外國(guó)語大學(xué)公共外交研究センター研究員）の分析によると、鉄鋼産業(yè)はエネルギーを大量に消費(fèi)する産業(yè)であり、1トンの粗鋼を生産するのに必要な石炭の量は國(guó)によって大きな開きがある。中國(guó)は1．5トン、米國(guó)は1トンだが、日本はわずか0．6トンだ。また、日本は石油1000グラムに相當(dāng)するエネルギーを使用して、10．5ドル分の価値を生み出すことができ、世界一だ。これは中國(guó)の7倍から10倍に相當(dāng)する価値だ。日本の鉄鋼産業(yè)は生産量では中國(guó)と米國(guó)に次ぐ世界3位だが、高級(jí)鋼材の生産量では中國(guó)を上回る世界一、鋼材の輸出でも世界一だ。

外交學(xué)院の周永生（ジョウ?ヨンション）教授によると、新日鉄住金は節(jié)約に非常に注意を払い、管理を徹底して、コストを極限まで切りつめている。人件費(fèi)は中國(guó)より高いが、他の面ではコストが中國(guó)企業(yè)を下回る。同社は現(xiàn)在、世界の特殊鋼材22種類をすべて生産することができるが、中國(guó)はこのうち4つをまだ生産できない。同社はブラジルの資源開発企業(yè)ヴァーレや多國(guó)籍鉱業(yè)?資源グループのリオ?ティントが所有する多くの鉱山に投資しており、それぞれ株式の20％を保有する。鉄鋼価格が変動(dòng)すれば、利益を得られるということだ。

▽中國(guó)企業(yè)はどうやって越冬する？

モルガン?スタンレーがこのほど発表した研究報(bào)告によると、現(xiàn)在、世界の鉄鋼産業(yè)では3億3400萬トンの生産能力が余っており、うち中國(guó)が約2億トンを抱える。高く積み重なった「鉄鋼の山」の後ろで、中國(guó)の鉄鋼企業(yè)の置かれた狀況はますます悪化している。中國(guó)鋼鉄工業(yè)協(xié)會(huì)がまとめた今年1?4月の鉄鋼産業(yè)の運(yùn)営?活動(dòng)狀況をみると、前年同月比利益が月を追って低下し、大規(guī)模?中規(guī)模企業(yè)は売上高が0．76％しか増加せず、利益率はわずか0．23％で、工業(yè)産業(yè)の最低ラインにとどまった。また、鉄鋼企業(yè)の4割が赤字だった。

蘭格鋼鉄情報(bào)センターの王國(guó)清（ワン?グオチン）副センター長(zhǎng)によると、新日鉄の発展モデルは中國(guó)鉄鋼企業(yè)が學(xué)ぶべき模範(fàn)といえる。実際、中國(guó)の寶鋼集団は創(chuàng)業(yè)當(dāng)初、営利モデル、加工や輸送などの面で新日鉄を模範(fàn)とし、日本の三井物産と提攜したこともある。だが中國(guó)鉄鋼企業(yè)の総合的な競(jìng)爭(zhēng)力は日本には及ばず、これから合併再編の波に直面することは確実だ。大企業(yè)同士の合併は難しく、大が小を兼ねる式のやり方をすれば小規(guī)模企業(yè)の數(shù)の多さという難題にぶつかる?，F(xiàn)在、國(guó)內(nèi)鉄鋼企業(yè)の生産能力は同質(zhì)化の問題が深刻で、すべての企業(yè)が経済力を備えて新たなプロジェクトに投資できるわけではなく、ほとんどの企業(yè)は赤字に陥っている。

周教授は次のように提案する。國(guó)內(nèi)の鉄鋼企業(yè)は管理水準(zhǔn)を高め、エネルギー消費(fèi)量を減らし、高速鉄道や地下鉄?都市鉄道などの公共施設(shè)の建設(shè)を通じて過剰な生産能力の一部を消化する必要がある。これと同時(shí)に、企業(yè)は余った生産能力を特殊な鋼材の生産に転換する方法を考える必要がある。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/TF）