2019年9月9日、中時(shí)電子報(bào)は、米中貿(mào)易戦爭が臺灣企業(yè)にもたらす七つのリスクについて紹介する記事を掲載した。

臺灣の信用格付會社「中華信用評等公司」は、米中貿(mào)易戦爭がもたらす逆風(fēng)が強(qiáng)くなっている中、信用力が弱い企業(yè)に圧力となっており、臺灣企業(yè)は七つのリスクに直面していると分析。臺灣企業(yè)にとっては困難な1年となり、特に科學(xué)技術(shù)分野の企業(yè)が受ける影響が大きくなるとした。

産業(yè)別に見ると、この先1年は、半導(dǎo)體、TFT液晶、化學(xué)品業(yè)界は明らかな生産能力の成長が見込まれるが、スマートフォン（特にiPhone）、自動車、電子製品の需要は減少することが予測され、激しい価格競爭の中、通信事業(yè)者の利潤も圧力に面しているという。

その上で、中華信用評等公司のアナリストチームは、臺灣企業(yè)が直面する七つのリスクについて分析。それは、「米中間の貿(mào)易と科學(xué)技術(shù)の摩擦および日に日に高まる保護(hù)主義」「中國大陸の科學(xué)技術(shù)サプライチェーンの臺頭」「科學(xué)技術(shù)企業(yè)とそのブランドが海外市場における地位を維持する面での挑戦」「モノのインターネットや人工知能などの新科學(xué)技術(shù)」「iPhone販売の低下に伴うリスク」「コストの安いシェールガスを原料とした米國の石油化學(xué)製品」「主な輸出市場が直面する貿(mào)易障壁がアジア太平洋地區(qū)のその他のライバルより多く、劣勢に立たされること」だという。

中華信用評等公司のアナリストの1人は、「各産業(yè)が受ける打撃の程度は異なっているが、臺灣企業(yè)全體の信用力は、ますますマイナスの影響を受けることは間違いない」と分析。2018年から19年にかけて、臺灣の上位50社の信用格付は大きく変わらないものの、「貿(mào)易摩擦によって供給過剰やより激しい競爭、さらには世界的な保護(hù)主義の臺頭などが、この先1年の供給安定に影響を與え、逆風(fēng)にさらされる企業(yè)の地位が悪化し、信用力が悪影響を受けるかもしれない」と論じた。（翻訳?編集/山中）