日中韓の互いのリメイク作品、なぜ失敗が多いのか―中國メディア

Record China    2019年9月14日(土) 1時0分

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中國メディア?環(huán)球時報は9日付の記事で、「日中韓のリメイク作品には失敗が多い」と指摘した。寫真は中國の映畫館。

中國メディア?環(huán)球時報は9日付の記事で、「日中韓のリメイク作品には失敗が多い」と指摘した。

記事は、「最近では日中韓の間で映像作品をリメイクすることが普通になっており、『容疑者Xの獻身』や『花より男子』などは3カ國それぞれのバージョンがある」と指摘。その中から「深夜食堂」を取り上げて3カ國におけるリメイクの特徴を論じた。

同作は、日本で安倍夜郎原作の漫畫を元に小林薫主演でドラマ?映畫化された。韓國では、15年の7月からキム?スンウ主演でドラマが放送された。中國では2017年6月から俳優(yōu)?黃磊(ホアン?レイ)が店主役を演じたドラマが放送され、先月30日からは香港の俳優(yōu)レオン?カーフェイ(梁家輝)が主演と初監(jiān)督を務(wù)めた映畫が公開されている。

記事によると、日本で制作された同作のオリジナル版ドラマは中國のレビューサイト?豆瓣(douban)でも10點満點中9.2點という高得點を獲得した。一方、中國のリメイク版は、ドラマが2.8點、現(xiàn)在公開中の映畫が5.3點だという。さらに、韓國版については「比較的失敗とされている中國版と比較しても、成功したとは言えない」とし、「同作の平均視聴率は最終的にたったの2.31%だった」などと指摘した。そして、「日中韓は文化的に似通った點が多い。それなのに、それぞれの國の人気作品をリメイクした作品に成功例が少ない原因は何だろう?」と問題を提起した。

そして、「深夜食堂」のリメイク版が中韓で不評である理由を考察。中國版について、「ドラマ?映畫ともに日本の居酒屋の風(fēng)景をそのまま採用しており、中國の観客は共感しにくい」などとし、韓國版についても「劇中にキムチやトッポッキなどの韓國食材を大量に登場させる『韓國式改良』が行われたことに加え、日本版に特有の人間味も失われ、ありきたりな韓國式ストーリーになった」と指摘した。

記事はさらに、「香港映畫の『インファナル?アフェア』と『男たちの挽歌』も、それぞれ日本と韓國でその國の要素を足したリメイク版が作られたが、どちらもオリジナル版の精髄や味わいが失われ、口コミは至って普通だった」と紹介した。

一方で、「ロマンティック?コメディであればリメイクはより成功しやすい」と指摘?!溉罩许nの相互リメイクが最も上手くいった例は『花より男子』と『イタズラなKiss』だ?!夯à瑜昴凶印护违辚幞ぅ晒Δ筏吭颏我护膜稀ⅴ榨%伐绁蟮膜室丐瑥姢?、舞臺となる場所の個性もそれほどはっきりしていないため、それぞれの國でアレンジするのが容易だったことだろう」とした。

このほか、「リメイクをするにあたっては、時代の変遷や環(huán)境の変化に応じて調(diào)整を行うことも必要となる」とも指摘。例として、「15年に韓國でヒットしたドラマ、『ミセン-未生-』が2年後に日本でリメイクされたとき、河野圭太監(jiān)督は當(dāng)時の日本の職場文化に合わせて大幅なアレンジを行った。具體的には、日本の終身雇用における等級制度や、職場における女性蔑視などの內(nèi)容を盛り込んだ」と紹介した。(翻訳?編集/巖谷)

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