2013年7月12日、米誌アトランティック（電子版）は「中國(guó)の留守番児童6000萬(wàn)人、一體誰(shuí)が面倒を見(jiàn)るのか」と題した記事を掲載した。都會(huì)へ働きに出た両親と離れて農(nóng)村で暮らす“留守番児童”について、彼らが受ける心理的影響や犯罪との関わり、社會(huì)からの注目度などについて論じた。15日付で中國(guó)メディア?參考消息（電子版）が伝えた。

中國(guó)各地で留守番児童に関わる事故?事件が多數(shù)発生し、各方面から注目を集めている。今月4日にも、留守番児童2人が木箱の中で窒息死した不慮の事故が報(bào)じられた。

両親と離れて暮らすことが留守番児童の精神面に及ぼす影響も少なくなく、彼らが少年犯罪に関與する割合は高い。また、農(nóng)村に殘る祖父母や親戚が扶養(yǎng)しているケースが多いが、彼らは往々にして安全意識(shí)に欠けており、管理?監(jiān)督不行き屆きから、児童らが誘拐や人身売買(mǎi)などの犯罪に巻き込まれる可能性も高い。

中國(guó)國(guó)內(nèi)のインターネット上では、留守番児童の両親に対し、さまざまな意見(jiàn)が述べられている。あるユーザーは「養(yǎng)育できないなら子供を欲しがるべきでない」と批判する。一方で、「一緒に生活し、子供の成長(zhǎng)を見(jiàn)守りたいと願(yuàn)わない親なんてどこにいる？だけど、今のこの物質(zhì)社會(huì)で彼らにそれが可能だろうか？」など、理解を示す意見(jiàn)も多い。

こうした留守番児童は中國(guó)全土で約6000萬(wàn)人存在すると推計(jì)されているが、留守番児童が多數(shù)存在し続ける原因には、経済的要因だけでなく、さまざまな社會(huì)的要素も存在する。

農(nóng)村部では働き口が少なく、収入を稼ぐ手段が限られる一方で、都市部では大規(guī)模な投資によるインフラ建設(shè)が進(jìn)み、建設(shè)作業(yè)員などのニーズが豊富に存在するため、農(nóng)村から都會(huì)へ出稼ぎに行く人々は後を絶たない。ただし、戸籍制度上の関係で、農(nóng)村出身者やその子女は都市部住民と同等の教育や醫(yī)療サービスを受けられないため、たとえ子供を帯同したくても実現(xiàn)が難しいのが現(xiàn)狀である。

記事は「留守番児童解消への対策?政策は多方面から進(jìn)められているが、そのペースは非常に遅い。ただし、既存媒體やネット媒體が注目することによって、社會(huì)全體の問(wèn)題意識(shí)は高まってきている」と結(jié)んでいる。（翻訳?編集/HA）