中國(guó)メディアの澎湃新聞は10日、最近の日韓関係悪化を念頭に、「100年たった、韓國(guó)人と日本人はなぜけんかしているのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、「2019年は韓國(guó)の3?1獨(dú)立運(yùn)動(dòng)100周年であり、日韓関係も平穏ではない。この経済グローバル化時(shí)代において、両國(guó)経済は切っても切り離せない。日本が韓國(guó)に制裁すれば、『1000の敵を倒せば、800の味方を倒される』ことになるのは必然。また、韓國(guó)人の日本製品ボイコットも、多くの笑いの種を生み出すことは避けられない」と論じた。

その上で、韓國(guó)でミス?コリア受賞者全員が日本行きを拒否したことや、2020年の東京五輪ボイコットを呼び掛ける聲が上がっていることについて、中國(guó)のネットユーザーから「ミス?コリアは1人で十分。みんな同じ顔だから」「韓國(guó)が東京五輪をボイコットしたら、史上最もクリーンな五輪になる」といったジョークが出ていると紹介。一方で、「ジョークはジョークだが、當(dāng)の日本と韓國(guó)は本気」とし、ソウルで日本人観光客の女性が韓國(guó)人の男から暴行を受けた事件が起きた一方、日本では「韓國(guó)にさようなら」「斷韓」といった主張が飛び交うなど、民間の対立も激しさを増していると伝えた。

そして、「東京五輪をめぐっては、大會(huì)組織委員會(huì)が旭日旗の會(huì)場(chǎng)での攜帯を禁止しないことに韓國(guó)側(cè)が抗議している。スポーツにおいて強(qiáng)烈に勝ちにこだわることで有名な韓國(guó)人が、東京五輪をボイコットしてメダルを他者に譲るとはあり得ない話だが、東京五輪で掲げられる日章旗もまた、彼らに80年ほど前の屈辱を想起させるのだろう」と指摘した。

記事はその理由について、1936年のベルリン五輪のマラソンで金メダルを獲得した孫基禎（ソン?ギジョン）を紹介。孫は日本統(tǒng)治時(shí)代の朝鮮出身で、同大會(huì)に日本代表として出場(chǎng)していた。表彰臺(tái)で君が代が演奏されるとうつむき、手にした月桂樹(shù)で胸の日の丸を隠した。孫は韓國(guó)建國(guó)後に韓國(guó)籍を取得した。記事は、「韓國(guó)人がスポーツにおいて強(qiáng)烈な愛(ài)國(guó)心を発揮するのは、日本の植民地支配の歴史が一定程度その背景にある」との見(jiàn)方を示している。

続いて、「韓國(guó)人の“嫌日”が植民地にされた歴史に起因するというのであれば、日本人の“嫌韓”は一體何を嫌っているのか」と疑問(wèn)を提起した。そして、日本の専門(mén)家らの主張を基に「日本の韓國(guó)に対する経済的な優(yōu)位性が、日本人の韓國(guó)蔑視の根本的な原因の一つになっているようだ」と分析?！溉毡兢卧牧陷敵鲆啢幛摔瑜?、韓國(guó)の半導(dǎo)體産業(yè)が大慌てしているのを見(jiàn)て、日本人は喜ばない訳にいかないのだ」と論じた。

さらに、「歴史を振り返ると、韓國(guó)の経済発展は日本と切り離せない。特に、60年代の漢江の奇跡がそうだ。65年の日韓請(qǐng)求権協(xié)定で韓國(guó)は巨額の資金を得た。そのため、日本としては賠償はすでに行ったとの立場(chǎng)だ。しかし、複雑な歴史背景から、韓國(guó)人はかつての侵略者である日本からの経済援助を認(rèn)めたくない気持ちを一貫して抱いてきた」と指摘。また、「韓國(guó)の輸出相手國(guó)の中で中國(guó)が占める割合が大きくなったことで、韓國(guó)人の中に日本はもう重要ではないとの意識(shí)が生まれた」ことも、最近の日韓対立の遠(yuǎn)因になっているとの見(jiàn)方を示した。

記事はこのほか、「両國(guó)民の敵対感情は、いつも政治家に利用されてきた」とも指摘。韓國(guó)の李明博（イ?ミョンバク）元大統(tǒng)領(lǐng)が2012年に竹島（獨(dú)島）に上陸したことで支持率が上昇したことや、今般の日韓貿(mào)易紛爭(zhēng)が過(guò)熱するにつれて安倍內(nèi)閣の支持率が上昇していることを挙げた。他方、ソウル市が8月に日本製品ボイコットを呼び掛ける旗を設(shè)置したところ、市民の批判を受けてすぐに撤去された事例を紹介。「これこそが先進(jìn)國(guó)のあるべき姿。こうした人々が少數(shù)派にならないことを願(yuàn)う」と論じた。（翻訳?編集/北田）