米映畫「355」にスパイ役で出演する中國(guó)の女優(yōu)ファン?ビンビン（范冰冰）だが、撮影現(xiàn)場(chǎng)にボディダブル（代役）が登場(chǎng)した様子を撮った寫真がネット上に出回り、あるいはファン?ビンビンが出國(guó)を制限されているのではないかと指摘されている。

【その他の寫真】

昨年、巨額脫稅事件と謎の失蹤で世界中から注目されたファン?ビンビンは、この不祥事が明るみに出る前から、米映畫「355」への出演が決まっており、昨年5月のカンヌ國(guó)際映畫祭でも製作発表會(huì)に參加していた。その後、事件の影響によって一時(shí)は降板も報(bào)じられたものの、當(dāng)初の予定どおり出演が決定。しかし、映畫は今年6月にパリでクランクインしたが、中國(guó)メディアの騰訊（テンセント）によるとファン?ビンビンはこれまで一度も撮影に加わっていない。

そんな中で10日、中國(guó)版ツイッターで1枚の寫真が拡散されて話題に。これは「355」のロケ現(xiàn)場(chǎng)の様子を撮ったもので、1人の東洋人女性が寫っているが、顔を見ると明らかにファン?ビンビンではない。さらに、女性の顔には緑のライトが當(dāng)たっており、これは人物の動(dòng)きをデジタル記録するモーションキャプチャと見られる。このため、ファン?ビンビンの全ての出演シーンにボディダブルを使い、人工知能（AI）により顔を入れ替える処理を行うのではないかと疑う聲が上がっている。

なお、ボディダブルの女性の正體については、ロンドン在住のモデル?女優(yōu)?ダンサーの鹿寧（ルー?ニン）であることが明らかに。先月、インスタグラムを通じてパリ滯在中を明かしていた。

ファン?ビンビンについては昨年の事件の影響で、中國(guó)當(dāng)局から出國(guó)を禁止されている可能性が高いという。また一部では、稅務(wù)當(dāng)局から納付を命じられた罰金および追徴課稅金の8億8400萬元（約134億円）をまだ払い切っておらず、期限延長(zhǎng)を申請(qǐng)したため、出國(guó)禁止が続いているのではないかとの見方もされている。（Mathilda）