中國(guó)での月餅商戦がいよいよ佳境を迎えている。今年の中秋節(jié)は9月13日。中秋節(jié)の3連休（9月13日～15日）を前に、今週は月餅商戦もラストスパートだ。その中で、今年上海で、特に話(huà)題となっているのが、「上海市第一食品商店（Shanghai First Foodhall/略稱(chēng)：第一食品）」に登場(chǎng)した巨大月餅。直徑約1．48メートル、重さ365キロで、「老香齋」の無(wú)形文化遺産伝承人がつくったという、特注の巨大月餅は、その値段がなんと12萬(wàn)8000元（約200萬(wàn)円）。連日、この月餅の寫(xiě)真を撮影しようとする多くの市民や観光客でにぎわっている。

【その他の寫(xiě)真】

「第一食品」は上海を代表する繁華街「南京東路歩行者天國(guó)」にあり、観光客が多く訪(fǎng)れる立地ながら、地元の人にも愛(ài)されている老舗の食品店で、いつ行っても店內(nèi)は大混雑している。総菜ものからお菓子類(lèi)まで、扱っている食品は幅広く、上海の名物などもたいていがここでそろう。そしてローカル色も強(qiáng)いので、商品を見(jiàn)ているだけでもとても楽しい。店內(nèi)のイメージとしては、夕方のデパ地下の活気あふれる雰囲気に近いかもしれない。

買(mǎi)う人いるの？と、まず素樸な疑問(wèn)をもつこの巨大月餅だが、実は、この「第一食品」の65周年を記念してつくられたものとのこと。10種類(lèi)以上の餡がぎっしり入り、複雑な工程を経てつくられたと説明のあるこの月餅、最終的な行方も気になるところ。

「中秋節(jié)」に月餅を食べながら一家団欒を楽しむ風(fēng)俗習(xí)慣がある中國(guó)では、今年も様々な月餅が販売され、月餅商戦も9月の風(fēng)物詩(shī)になっている。中國(guó)各地で月餅の餡や形、大きさにも違いがあり、またスターバックスやハーゲンダッツなどのブランドもオリジナル月餅を販売しているので、この時(shí)期、中國(guó)を訪(fǎng)れるならば、いろいろ登場(chǎng)している月餅の味を食べ比べてみるのもおもしろい。（提供/フライメディア）