平々凡々の新製品発表會(huì)の様子から、アップル社の「iPhone11」（アイフォーン11）は改めて否定的な評(píng)価を受けたが、アップルの集金力には陰りが見(jiàn)られなかった。9月15日、京東と天貓（Tmall）が発表したデータによると、11シリーズの予約販売量は前シリーズの2～3倍に達(dá)し、一部のカラーはすでに完売した。忠実な「アップルファン」と値下げ戦略が11シリーズの逆転攻勢(shì)にゴーサインを出したのかもしれないが、予約データは短期的な消費(fèi)者の動(dòng)向を反映するに過(guò)ぎず、なんといっても5Gモデルがないことやイノベーションが不足していることは11シリーズの欠點(diǎn)であり、アップルはかつての輝きを取り戻すには高いカベを越えなければならない。北京商報(bào)が伝えた。

■予約が人気沸騰

発表會(huì)當(dāng)日の市場(chǎng)予測(cè)に比べ、11シリーズの最新の成果は意外なほど好調(diào)だ。14日には2大販売プラットフォームの京東と天貓が予約狀況を発表した。関連データによると、新シリーズは5Gモデルがないために人気が低迷するということはなく、前シリーズより消費(fèi)者に歓迎されているという。

11シリーズは13日午後8時(shí)1分に予約がスタートし、20日に発売される。京東の公式データによると、京東プラットフォームで一番早い予約は予約開(kāi)始からわずか1秒で成立した。1分後には、予約地點(diǎn)は全國(guó)341都市に広がった?！竔Phone 11 Pro」（アイフォーン11プロ）シリーズはわずか5分で完売した。京東によると、11シリーズ全體の予約販売量は前年同期比480％増加した。最新の業(yè)界データでは、京東のiPhone販売量はアップルのオンラインルート販売量の50％以上を占めるという。

天貓のデータによると、11シリーズが予約開(kāi)始から1分で取引額が1億元（約15億円）を突破し、このうち11プロのミッドナイトグリーンはあっという間に売り切れ、アップルの公式旗艦店では4回にわたり在庫(kù)が補(bǔ)充された。また、11の予約初日の予約販売量は前年同期の「iPhone XR」（アイフォーンテンアール）に比べて335％増加した。

予約量の多さから、アップルの公式サイト、天貓、京東の3大プラットフォームはいずれも一時(shí)つながりにくかった。 3大プラットフォームに登録してみたところ、11シリーズ各モデルは発送に2～3週間かかることがわかった。機(jī)種やカラーによっては大きな違いがあるという。

発表會(huì)で「ツッコミ」が入った新カラーも奪い合いになった。どのプラットフォームでも11プロと「iPhone 11 Pro Max」（アイフォーン11プロマックス）のミッドナイトグリーン、11のパープルが一番人気がある。現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、京東商城のアップル旗艦店では11プロのミッドナイトグリーンが品切れ狀態(tài)だ。

■値下げ戦略

産業(yè)経済ウォッチャーの丁少將（ディン?シャオジアン）氏は、「アップルファンというベースがなお存在するので、アイフォーンは成長(zhǎng)の可能性は小さいものの、さらに縮小するまでにはまだ時(shí)間がかかる。また、アップルの値下げ戦略もある程度役割を果たした」との見(jiàn)方を示した。

確かに、昨年の高価格に比べ、今年は基本モデルの11の価格設(shè)定はだいぶ理性的なものになった。699ドルから、人民元にすれば5499元（約8萬(wàn)2000円）からで、昨年のテンアールに比べて1000元（約1萬(wàn)5000円）ほど安くなった。実際、ここ2年間に中國(guó)市場(chǎng)でシェアが低下を続けたことから、アップルはたびたび値下げという「キラーコンテンツ」を打ち出してきた。

この前もアップルは値下げのうまみを味わったことがある。例えば今年1月には京東、天貓、蘇寧でアイフォーンの大幅値下げを行った。天貓のデータでは、1月13日に天貓で値下げが始まってから1月29日までの半月で、アイフォーンの売り上げは76％増加した。蘇寧のデータによると、1月11日の値下げ開(kāi)始から1月30日までに売り上げは83％増加し、中でも「iPhone8」（アイフォーン8）とテンアールが最も人気の機(jī)種だった。

産業(yè)ウォッチャーの梁振鵬（リアン?ジェンポン）氏の見(jiàn)方では、「今年のアイフォーンは昨年よりあまり改良されていないが、トリプルカメラの搭載、バッテリーの持続時(shí)間の延長(zhǎng)、処理速度の約20％向上により、機(jī)種変更を考えていたミドルクラス?ハイクラスユーザーが購(gòu)入すると考えられる。多くの消費(fèi)者（アップルファン）は基本的に1～2年に1度、新機(jī)種に変更する上、必ずしも必要でなくても試してみたいと考える」という。

■予想は低め

中國(guó)では予想外に予約が好調(diào)だが、アップル自身は11シリーズにそれほど高い予想を抱いていない。先に産業(yè)チェーンから伝わった情報(bào)によると、今年の11シリーズの第1期ストックは800萬(wàn)臺(tái)で、昨年の「iPhone XS」（アイフォーンテンエス）シリーズより10％少ない。このうち11の売り上げ予想は楽観的で、ストックのうち60％を占める。次は11プロマックスで30％、11プロはわずか10％だ。

丁氏は、「予約販売は実際の販売量とは異なる。アイフォーンの中國(guó)市場(chǎng)での低迷は大きな流れで、アップルファンというベースを固める方法を見(jiàn)つけ、適宜値下げをするというのが、アップルの現(xiàn)在の主要戦略だ」と指摘した。梁氏も、「アップル攜帯電話(huà)の中國(guó)市場(chǎng)における実際のシェアは年々低下し、華為（ファーウェイ）に多くを奪われた。今、11シリーズの成功を語(yǔ)るのはやはり時(shí)期尚早だ。予約販売データはこうしたトレンドを必ずしも正確に反映しているとはいえない」と指摘した。

現(xiàn)在、アップルはファーウェイに追い抜かれ、スマートフォンメーカーで世界3位に後退した。インターネットデータセンター（IDC）のデータでは、今年第2四半期の出荷量トップはサムスンで7550萬(wàn)臺(tái)、市場(chǎng)シェアは22．7％だった。ファーウェイは5870萬(wàn)臺(tái)で2位、シェアは17．6％。アップルは3380萬(wàn)臺(tái)で3位、シェアは10．1％だった。

米ウォール街のアップルへの期待も低下している。11シリーズ発表後にアップルの株価は2日連続で上昇し、時(shí)価総額は再び1兆ドルの大臺(tái)を突破した。しかし米ゴールドマン?サックスは、アップル株価は今後26％低下すると予想し、12カ月後の目標(biāo)株価も187ドルから165ドルに下方修正し、評(píng)価を「ニュートラル」とした?！弗ⅴ氓抓隩Vプラスに引っぱられてハードウェアの利益率が低下するとみられる。13日の終値は1．94％値下がりした」という。

業(yè)界関係者によると、今年のアイフォーンに5Gモデルがないことが、やはり販売に影響する要因の一つだという。通信のベテラン専門(mén)家?馬継華（マー?ジーホア）氏は、「5Gネットワークに対応していない攜帯電話(huà)は、中國(guó)の今の狀況では、絶対に市場(chǎng)で大人気になることはないし、大きな成功を収めることもない?，F(xiàn)在は市場(chǎng)全體に5G歓迎ムードが広がっており、待っているのは4Gではない」と指摘した。

丁氏は、「5Gモデルがないことの今年のアップルへの影響は限定的だが、來(lái)年上半期に5G対応の新製品がなければ、ファーウェイとサムスンにより多くのシェアを奪われることは確実であり、通年の販売量にも影響する」と述べた。アップルがサービス業(yè)務(wù)にますます重心を置くようになっても、アイフォーンは単なるハードウェア設(shè)備ではなく、アップルがその生態(tài)システム全體をつなぐ上での中核だ。よってアイフォーンの販売量が引き続きアップルの生態(tài)チェーン全體の発展?fàn)顩rを決定づける。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KS）