中國(guó)のポータルサイト?今日頭條にこのほど、F-35戦闘機(jī)の塗裝などの秘密について紹介する、中國(guó)の軍事専門(mén)家で中國(guó)中央テレビ（CCTV）のコメンテーターも務(wù)める杜文龍（ドゥー?ウェンロン）氏の文章が掲載された。以下はその概要。

F-35戦闘機(jī)の中段部分の機(jī)體を生産しているノースロップ?グラマンが今年2月、すでに500個(gè)の中段部分機(jī)體を生産したと発表した。機(jī)體の生産が加速した背景にはハイテクの利用があるが、最も面白いのが組み立て室の天井に設(shè)置された投影システムだ。投影システムは作業(yè)員たちに取付部品が必要な場(chǎng)所や完成までの手順などを的確に指示してくれるという。機(jī)體には數(shù)百から1000にも及ぶ締め付けポイントがあるが、このシステムを使うと瞬く間に作業(yè)指令の調(diào)整を行うことができる。

また、第5世代戦闘機(jī)最大の特徴であるステルス性能を左右するのが機(jī)體の塗裝だが、F-35はいったいどのような塗裝が施されているのだろうか。

一般的に、今のステルス戦闘機(jī)の塗裝は3つの層に分かれている。1層目はレーダーの反射波を低減するとともに外部の水分や空気との接觸を斷絶させ、機(jī)體を長(zhǎng)持ちさせる。2層目はレーダー波を、3層目は赤外線それぞれ吸収する。

中でもレーダー波吸収層が核となる。この層は高溫に強(qiáng)い真っ黒な電気抵抗型塗裝層、電解質(zhì)塗裝層などいくつかのタイプに分かれており、一般的には電気抵抗型が採(cǎi)用される。ただ、具體的な材料の配合については各國(guó)で異なり、機(jī)密事項(xiàng)になっているので、最終的なステルス効果はそれぞれ異なる。

F-35を開(kāi)発したロッキード?マーティンは、F-35ライトニングIIのステルス塗裝について「HAVE GLASS V」というダークグレーの金屬的な光沢をもつ塗裝を採(cǎi)用していることを明かした。レーダーと赤外線からのステルス性能を持ち、耐摩耗や堅(jiān)牢度はF-22の塗裝よりも進(jìn)化しているという。

しかし、昨年12月にオーストラリア空軍が配備していたF-35A戦闘機(jī)の塗裝が現(xiàn)地の高溫乾燥気候に合わず、はげ落ちてしまうトラブルが伝えられており、同塗裝の宣伝には誇張があったことが実証されてしまった。（翻訳?編集/川尻）